結論からお伝えすると、改善はできると思います。 初めての飼育ということと、はじめからウロコちゃんということなので少しハードルは高いかもしれませんが、 全ては積み重ねなので良くなると思いますよ(^^) うちは今まで多くの種類を長年迎えてきており、初めから噛むような荒インコを里親で引き取ったこともありますが、時間差はあれど必ず改善しました。 ただ中型以上になると噛まれた時のリスクが多くて怖くなってしまう気持ちもわかるので、 焦らないで、なるべく安全なスピードで対応していくのが良いと思いました。 噛まれても良いから最短で慣れさせるみたいなやり方もあるのですが、ウロコちゃんだと大惨事になりかねないので(^◇^;) またウロコちゃんは、ほんっとうに賢いです。 うちの子も少し大きくなってからお迎えしまして、 ショップでは指大好き！だったのですが、 家に来てから怖いものがたくさんあるようでやや荒れ気味でした。 一応インコに慣れてるつもりの私も、え、そこにビビるのかい！みたいなところでブチギレられて噛みつかれたりもしておりました。 インコの怖がる、怒るポイントは、 人目線でもわからないしインコによっても違うので観察が必要です。 また噛まなくなってきても、 噛む加減がわからない場合も多いです。 これも含めまして訓練を続けて徐々にできるふれあいの種類が増えてきまして、 今ではされるがまま、無抵抗で、たまに力が強い時も痛いよ、というだけでハッとして優しくハムハムしなおせるくらいになりました。 1年弱くらいかかりました。 肝心の対策なのですが、まず基本的な方針はあれど、一番大切にするのはその子にフォーカスして観察して匙加減を調整することです。 言われた通りにやってもうまくいかないということはもちろんありますが、それは人の子供でも同じです。 基本的にウロコが噛むきっかけには、 怖い、嫌、怒りなどの負のものから、 興奮してる、楽しいみたいな理由もあります。 要は感情が昂ってるのと、力加減がわからないわけです。 あとは信頼関係はこれから積み重ねていくので、いきなりなんでもさせてくれるということはないです。 中には懐っこい子もいますが、基本的には忍耐強くしっかり教えていくという気持ちでいることです。 なかなかできなかったことができるようになった時の感動はすごいです…（涙） 今主さんがどのようにウロコちゃんと関わって接しているのかがわからないので具体的なアドバイスは難しいですが、 まずは言葉を決めると良いです。 良いことと、悪いこと。この二つだけでOKです。 うちの場合は、良い時は舌を鳴らします。 あと明るく優しい声で話しかける。 悪い時は低めの声でダメ！と言ってじーっと強く見つめます。 これで、こちらの良い悪いを最低限伝えられるようにしておくと教育にとても役立ちます。 ひまわりの種をあげるにしても、良いことということで「良い」枠で決めた言葉や音を出すようにすると良いと思います。 この良い悪いを教えるのに簡単な芸を教えるのを初めの頃よくしてました。お菓子はご褒美として。 お菓子もたまにマンネリしないように変えます。 次に、基本的にこちららいきなりグイグイ触りに行こうとしたり振れるのはNGです。 ケージに戻す時、触れないといけませんが、 うちもはじめは嫌がったり噛まれたりしましたので、 無理やり連れて帰るには帰りますがせめて肩に乗せたりした方が安心できるようで、部屋に入れたらご褒美お皿を入れてあげるようにしたら少しずつ良くなりました。 あと気をつけることはインコさんから見てびっくりするような感じでいきなり動かない、 手は近付いてきても受け身で待つように、 何が嫌なのかをよく観察しておく。 噛まれた場合もなるべくノーリアクション。 手を引っ込めずに嘴を逆に掴んで、ダメ！痛い。 などとした方が痛くなりにくいです。 そして基本的なお世話で、ストレスがたまらないような工夫も必要です。日光浴とか水浴びとかも含めて。 多くの種類は嫌がることをしない、少しずつ歩み寄る、スキンシップの過程で良い悪いを教えるなどでだいぶ良くなり、怒るということは私の中ではNG枠だったのですが、 夫は怒る時は怒る人で、 噛まれた時は嘴を抵抗しなくなるまでグッと抑えて、ダメ、ダメでしょと怒っていました。 はじめは少しやりすぎでは？と不安でしたが、そこから1週間もすると夫には絶対に歯向かわなくなりました。 でも、夫のことは好きなんですよ。 不思議ですが、嫌なことすればインコ同士も喧嘩になりますよね。 それと同じで何でもかんでもされるがまま許してはいけないこともあるのかもしれません。 体罰にならない範囲に、かんでくる嘴をむぎゅっと抑える程度まででしょうか。 ちなみにその後夫には服従しましたが、甘やかす私は夫に怒られたあと少し八つ当たりをされるようになりました。すぐに期限は治りますが。 このように人をよく見て対処を変えてます。 私もそれからはダメな時はダメと嘴を抑えるようになったら、不服そうではあるけどかなり落ち着きました。 その後にちゃんとやめてくれたら、 ありがとうー！だいすき！と良い時の声色で話しかけてあげると、不服そうな感じがウロコちゃんから消えていきます。 叱った後はちゃんと仲直り。 これも大切かと。 空気もかなり読みます。 このような感じでシンプルな言葉を使い意思の疎通、インコちゃんの意思の尊重、自分も嫌な時は嫌と伝え嬉しい時は嬉しいと伝える努力をし、 信頼関係を積み重ねて行った結果、 今は匂いグリグリ嗅ぎすぎてやめてほしい！と思った時には時にはぐわっぐわっと不服な声で鳴きますので、 私も本当に怒られる前にやめて謝ります。 噛まなくても伝わるコミュニケーションを目指すと良いと思います。