パソコン苦手な人の特徴に 単なる英語を、特別な専門用語と考えるところがあります。 launchする(er) 打ち上げとか発射といった意味の言葉ですから 何かを打ち上げたり発射したりするソフトが いろんな分野でランチャーと呼ばれています。 典型的なのは、ロケットランチャーのような兵器だと思いますが 船の進水(完成し運用を始める)を指して使われることもあり ネット上のサービスの開始を、ラウンチすると表現することもあります。 PCのソフトとしてのランチャーは なんらかの他のソフトを起動するためのソフトです。 OS自体にもランチャーとしての機能は組み込まれていますが OS標準の起動手段とは別に 使いやすくするために作られるのがランチャーソフトです。 コマンド操作が基本だったMS-DOSの時代には、ランチャーソフトや ランチャー機能も備えたファイルマネージャーソフトが 市販品としてもフリーソフトとしても、けっこう人気を博しました。 Windows 3.0系の頃も話題でしたが Windows 95系の頃から、OS標準の機能整備が進み PCメーカーが独自のランチャーを搭載したPCを売りに出すと 他メーカーと違うと不評になったりもしていましたから 昔に比べれば、ランチャー専用ソフトは 話題になることが少なくなったと思います。 なお、典型的なランチャーはソフトを選択して起動させますが MS-DOSの時代のうちに、拡張子連動の仕組みが考案され 拡張子に関連付けされたソフトを起動する仕組みも広まりました。 ですから、感覚としてはソフトを…ではなく データファイルを発射するイメージで捉える人もいるかもしれません。 ただ、仕組みがわかっていないと 混乱するようなこともあるのかもしれません。