それは「歴史の解釈の仕方次第」でしょう。 例えば「無実の罪で嵌められた」と言う解釈は、ある意味、現代の歴史学の理解とはいささか異なるかと思います。 例えば、現在、「武士政権の基礎」とも言える各種の権利、「統治の権利」とか「徴税の権利」みたいなものは、「義経が犯罪者として逃げ回った」からこそ成立できた部分があります。 特に「義経」は、彼が一時期「武家政権を打倒できる存在」として期待され、支持され、失敗したということで、「反幕府勢力」にとって「大変な負い目」になっている訳です。 つまり、「幕府」は、「義経には認めましたよね、じゃあ、我々にも認めてくれますよね」と言って、「新しい役割」を認めさせている、というのが最近での強い考え方です。 その考えを根底から変わってしまう「解釈の変更」というのは、「歴史学」としては既に不可能に近いと思いますよ？