スマランで５日間の戦闘を体験してからインドネシア国軍部隊に入った青年たちの手記を集めたインドネシア語の文集がインドネシアで出版されています。そこに書かれている情報によれば、 ジャティンガレの軍営にいたのは： 常駐の城戸部隊が将校下士官１１２名、兵員６５３名で、兵員は正規兵と兵補を含んでいた。 もうひとつはたまたま暫定的にそこに駐屯していた八木部隊で、終戦によって南太平洋戦線からジャワ島に移動してきた部隊であり、６７５人の戦力を持っていた。 そして１０月１５日午前３時にスマラン市内に向けて出撃した部隊として： １．八木部隊の三個中隊およそ４百人が八木少佐の指揮下に左攻撃隊としてチャンディバル地区からボジョンを目指した。 ２．城戸部隊の二個中隊およそ３百人が佐藤大尉の指揮下に右攻撃隊としてチャンディラマ地区からジョンブラン、グランド映画館、そして第一地区警察署を目指した。 と書かれています。 この兵力についての情報がご質問の「編成」の答えになるのかどうかわかりませんが、その出版物の内容は、スマラン市内のどこでどんな戦闘があったとか、日本軍に捕らえられて東インド鉄道会社事務管理本部ビル地下倉庫に監禁された者がいた、あるいはAFNEI軍がいつごろ上陸した、というようなかなり詳しい内容が述べられており、まんざら上の数字が創作とも思えない印象を受けます。 ご参考になれば幸いです。