はじめまして。
その言葉は、原作第3巻にありますね。
海でやさぐれている(笑)咲太に、翔子が話しかける場面で。
これは原作第5巻に登場する言葉と、掛けられているんだと思います。
前出の会話の何日か後、同じく、海での咲太と翔子の会話にて・・・
『見える世界は、人の数だけ存在しているんですよ、きっと』
水平線を見据えながら、翔子が静かに声を漏らした。
『私が見ている水平線よりも、咲太君が見ている水平線の方が遠いように』
(青春ブタ野郎はおるすばん妹の夢を見ない 113P)
さらに・・・
『わたしの人生にも、決して大きな夢や希望はありませんでした。』
『それでも、わたしは自分の人生に意味を見つけられました』
(青春ブタ野郎はおるすばん妹の夢を見ない 115P)
と彼女は咲太へ語りかけます。
『あのさ、翔子さん』
涙も拭かずに歯を食いしばりながら呼びかけた。
『なんですか?』
翔子がやわらかい笑顔を向けてくる。
『僕も翔子さんのように生きていいかな』
ふっと、翔子の表情がやわらぐ。
『当たり前じゃないですか』
満面の笑みで、翔子は咲太の想いを受け止めてくれた。
(青春ブタ野郎はおるすばん妹の夢をみない 116~117P)
と、咲太は人生に希望を取り戻します。
つまり”水平線までの距離=4キロ”は、人生を表す比喩表現だと思います。
人生って、だいたい皆、同じよう感じじゃないかな・・・って。
でも、実際の距離も、それくらいなんですけどね(笑)・・・
・・・コホン
上記の会話を言い換えるならば
人それぞれに”人生”がある。
私や咲太君、それぞれ”人生”に対する価値観は違っているし、加えて君は希望を見失っている。
私もそうだった。
でも・・・
私は見つけたよ。
だからさ・・・
君も大丈夫だよ・・・
と言いたかったのではないかと思う、今日この頃です・・・
長文、失礼いたしました。