そうですね。ピッコロ大魔王の登場というか、「クリリンが殺された!?」ってシーンがターニングポイントでした。 読者をかなり騒然とさせましたから。 まだネットもない時代で、学校で語り合うのがせいぜいだったのに、どこの学校でもその話で持ちきりでした。(習い事の都合で、放課後に違うエリアを渡り歩いてましたが、その週からしばらくは、どこへいってもずっと「クリリンが死んだ」「ショック」「タンバリン(ピッコロ)、マジゆるさん」でした) あれほど騒然としたのは、他には超サイヤ人が登場したときくらいです……思えばどちらもクリリン絡みですね。 バトルへの路線変更は概ね好意的に捉えられていましたが、それでも否定的な声も多かったです。 シリアス路線になったことより、殺伐と、必死になっていく悟空に、「怖い」「悲しい」と離れていく人は結構いました。 ただ、それをカバーして余るほど新規ファンが増えていきましたけどね。 今までドラゴンボールの話をしていなかった面々が、どどっと増えたのもこのあたり(天津飯との決勝戦あたりからまあまあ話題にはなってたけど、彼らを引き留めたのはピッコロ登場)です。