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自衛官の採用制度の一つに「任期制隊員(2等陸・海・空士)」というものがあります。対象年齢は18歳以上27歳未満で、年間採用者数が一番多い採用制度ですが、決められた任期(陸は2年、海・空は3年)を務めたら退職という制度です。民間でいう契約社員の様なものだと考えてください。 この任期制隊員は、最初の任期が終了した後、本人が希望し、一定の条件(健康状態等)をクリアしていれば、「継続任用」といって採用期間がさらに1任期延長されます。そして再度任期が終了すると、また「継続任用」するかどうかを決める事になります。 ただし、「継続任用」は延々と繰り返せるものではありません。 もし定年まで自衛隊で勤務したいということであれば、昇任試験をクリアして「士」の上の「曹」に進まなければなりません。民間で言えば、契約社員(士)が採用試験をクリアして正社員(曹)になるということです。 この昇任試験に合格出来なければ、あるいは昇任する意思が無ければ、ずっと「士」のままですが、「士」クラスの仕事は体力が要求されるので、ある程度の年齢に達したら「継続任用」はされず退職ということになります。その目安の年齢が30歳です。 「定年まで自衛隊で勤務したい」ということであれば、非任期制の「曹候補生」という制度があります。「士」として入隊後2年9ヶ月を経過すれば、選考で順次「曹」に昇任していくという制度です。でも、勤務態度等に問題があるとずっと「士」のままで、結局は遅くとも30代前半で退職ということになります。
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