パイロットカスタム74かヘリテイジ92で迷っています。万年筆デビューで、いずれも透明軸で確定です。

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74と92のちがいは、機能的にインクカートリッジが使えるか使えないかが大きいです。 出先なんかでインク切れを起こしたとき、カートリッジであればその場で交換が可能ですが、 吸入式だとそうはいきません。 その意味で74の方が無難でしょう。 むしろ、迷うべきはペン先の太さです。 コレクションとしてではなく、常用をお考えであれば、主な用途を想定して選ぶべきだと思います。 手帳や一般的な6ミリ程度の罫のノートに、小さな文字を書くならEFやF。 少し太めの罫線の便せんやノートに書くならFMやM。 サインや大きな封筒・熨斗袋に書くならB以上。 書く文字の大きさでペン先の太さを選択すべきで、 透明軸の74には、選択肢がFとMしかありません。 EF、FM、B、BBなんかは選びようがないです。

そうですね、結果から言うと「好み」・「インキ吸引」「ペン先の太さ」だと思います。 「好み」 カスタム74はキャップ先端と、軸先端(お尻の部分)が丸い「バランス型」のデザインです。逆に、ヘリテイジ92はその端部が平らになっている「ベスト型」です。これはデザインの問題で「好み」でしょうね。 両者が全く違う部分は、インキの吸引方式です。 「インク吸引方法」 カスタム74はカートリッジでもコンバーターでも両方とも使えることができます。コンバーター容量は別途購入でCON-70というパイロットで一番容量の大きい(11ml)コンバーターを取り付けることができます。ヘリテイジ92はスクリュー式インキ吸入機構(12ml)を採用しており、カートリッジインクは使えません。ボトルインクからの吸入しかできません。これは、出先でインクが切れたとき困る・・ことになります。 ただ、「透明軸」が決定!ならば、軸の中のインク部分が見えるわけでCON-70は少しゴッツク見えますし、カートリッジは「だちゃい」って感じになると思います。こういう意味では「透明軸」を視野にいれてデザインしているヘリテイジ92の方が美しく見えます。 「ペン先」は両者とも14金ロシウム鍍金でクールな仕上がりになっていて、透明軸をシャープに見せています。字幅の種類がヘリテイジ92はF,FM.M.B カスタム74はF,Mのみです。ここで、普段、どのようなものに書いているか・・なのですが、手帳のよう細かい文字は「F」でしょう。ここでは両者優劣つきません。ただ、ノートなんかも書きたいとなると「FM」が生きてきます。これはお店で実際に書いてみてください。(万年筆は試筆が前提です。あとでネットでかっても同じものがきます。(パイロットは)ペンハウスは丁寧なお店ですよ) 「おすすめ」 長く書きましたが、お分かりいただけたでしょうか?「透明軸」が決定!、書くものが小さな文字だけでなく、ノートや手紙も・・と考えるとヘリテイジ92 透明軸 FMがよいのではと推挙いたします。ハイ。