斜面を下る運動の場合、重力は、 斜面に対して垂直方向の「斜面を押す力」と 斜面に対して水平方向の「斜面を滑り落ちようとする力」とに 分解することができます。 実験なさったかと思いますが、斜面の角度が大きくなるほど、斜面に対して水平方向の「滑り落ちようとする力」が大きくなります。 これは作図してみても明らかです。 斜面の角度大 ↓ 斜面に対して水平方向の「滑り落ちようとする力」大 ↓ 速さの変わり方（加速度）大 という関係が成り立ちます。 ちなみに、 斜面の角度が90°の特別な場合のことを、『落下運動』 →物体にはたらく力最大（＝重力）→速さの変わり方（加速度）最大 となります。 その逆に、 斜面の角度が0°の特別な場合のことを、『等速直線運動』 →物体にはたらく力０→速さの変わり方（加速度）０ となります。 参考になさってみてください。 http://www.hello-school.net/harorika013.htm http://blog.livedoor.jp/aritouch/archives/1759110.html もうすぐ期末テストでしょうか？ 3年生の2学期の成績は内申点を決める重要な試験となりますね。 しっかりと準備して試験に臨めますよう、応援しています＾＾ ☆補足を受けてです。 「合力」の意味を確認なさってください。 この場合、次の２力の合力が『重力』です ①斜面に対して垂直方向の「斜面を押す力」 ②斜面に対して水平方向の「斜面を滑り落ちようとする力」 違っていたら大変申し訳ないのですが、質問者様は「斜面に対し水平方向の滑り落ちようとする力」と「合力」とをごっちゃになさってはいませんか？ 力を述べる際には、何と何の合力か、などと表記しないと意味は通じません。 （同様に何の分力、何と何、などのように） かかれてはありませんが、ここにはたくさんの力が存在します。 垂直抗力、摩擦力・・・・・等々。 補足のご質問の場合、 「斜面方向の力と、「何」の合力でしょうか？ 斜面方向の力を重力の分力としてとらえる場合、重力自体は変わりありませんので、 斜面方向の力が大きくなった分、斜面と垂直方向の力が小さくなりますね。 ご自分で作図して考えてみるとわかりやすいですよ。