検察庁法第２０条には 他の法律の定めるところにより一般の官吏に任命されることができない者の外、左の各号の一に該当する者は、これを検察官に任命することができない。 一 禁錮以上の刑に処せられた者 二 弾劾裁判所の罷免の裁判を受けた者 」 とあります。 他の法律の定めとは、国家公務員法により国家公務員になれない者（成年被後見人又は被保佐人、禁錮以上の刑に処せられ、その執行を終るまで又は執行を受けることがなくなるまでの者、懲戒免職の処分を受け、当該処分の日から２年を経過しない者、日本国憲法施行の日以後において、日本国憲法又はその下に成立した政府を暴力で破壊することを主張する政党その他の団体を結成し、又はこれに加入した者）です。 つまり、知的障害者、懲戒免職から２年以内の人、オウム真理教等の危険な団体の人、禁固以上の刑を受けた人は検事（検察官）にはなれません。 逮捕経験とこれらの欠格事由とは直接関係ないので、何とも言えません。 それは、逮捕されても無罪や罰金ですむ人もいれば、逮捕されなくても禁固以上の刑を受ける人もいるからです。