その息子さんは親と同居していますか？あるいは、別居でも、親に生活費を援助してもらっていますか？ それならば、大学を卒業しても親の扶養親族として認められます。 ただし、息子さんの年齢が23歳以上であれば、所得控除される金額が小さくなり、扶養している人（父親でしょうか）の税金は少し上がります。 扶養親族として認められるための要件は以下の通りです。 ・配偶者以外の親族であること ・生計を一にしていること（同居するか、定期的に生活費を送るか） ・所得が38万円以下であること 所得というのは、収入から必要経費を差し引いたものです。サラリーマン、アルバイトの場合、実際にかかった必要経費の代わりに給与所得控除の金額を差し引きます。給与所得控除の金額は収入に応じて異なりますが、収入が162万5000円以下であれば、給与所得控除は65万円です（給与収入が65万円未満なら給与所得控除と給与収入は同じ金額になる）。 つまり、収入が103万円以下ならば、65万円の給与所得控除を差し引いて、所得は38万円となります。 ちなみに、息子さんが学生だと、息子さん本人の所得税を安くする勤労学生控除というものがあります。しかし、父親の税金には関係ありません。