『仮面ライダージオウ』において、歴代ライダーの力を歪んだ形で身に付けた者が変貌する怪人アナザーライダーは同じライダーの力でしか倒せません。
そしてアナザーライダーが誕生すると元になるライダーは歴史から消えて戦えなくなりますので、ジオウやゲイツがライダーの力を継承しアーマータイムを行ってアナザーライダーを倒すのです。
物語後半からは強化形態を獲得して対応するライダーの力がなくとも倒せる様になりましたが。
基本的にアーマータイムを行えばジオウ達はかなり優勢になれますが、ジオウの力を持つアナザーライダーであるアナザージオウはそうは行きません。
アナザージオウが誕生してもジオウの歴史は消えませんが(当時のジオウがまだ歴史になっていない現在進行形のライダーだったからではないかと公式に仄めかされています)、ジオウの力を振るうだけではアナザージオウは倒せません。
アーマータイムはジオウの力に他のライダーの力を足してそのライダーに対応するアナザーライダーを倒しますが、ジオウ自身を象るアナザージオウにはその理屈が通じないのです。
しかもアナザージオウはジオウの基本形態(固有名はありません)を象っていながら、強化形態であるジオウⅡと互角の強さを誇りお互いの行動を読み合って決着が付かなくなる厄介な相手でした。
「お前の未来も、見える……!」
「お前さえいなければ良かったんだ…!!お前は、俺には勝てないッ!!」