知恵袋の仏教関連の質問で臨済宗の白隠禅師が輪廻転生を説いたと主張するおバカな質問がありました。 臨済宗の教義は 【不立文字 敎外別伝 直指人心 見性成仏】 です。 意味は 文字や言葉を使うな 経典を読むな 本当の心とは何か 見性体験（悟りの体験）をして仏として目覚めなさい という意味です。 つまり、輪廻転生とは全く無関係です。 白隠禅師は『坐禅和讃』で 「衆生本来仏なり」と説かれています。仏は輪廻転生しないのだから、本来は仏である衆生も輪廻転生することはありません。 ではなぜ白隠禅師が輪廻転生があると発言されたのか？ 江戸時代は禅の修行をするのは武士だけであり、一般の民衆は禅の修行をしませんでした。そこで白隠禅師は「坐禅修行をしないと死後に地獄に落ちるぞ」と方便を用いて民衆に坐禅修行をすすめられたのです。 禅の修行もしたことがない人が禅関連の書物を読んでも頓珍漢な解釈になるだけです。 特に輪廻転生なんて迷信を信じている人は宗教的洗脳によって正常な判断力が失われていますから相手の腹を読むといった大人な読み方ができなくなってしまうのでしょうか？ 【輪廻転生を説く宗教】 オウム真理教・幸福の科学・テーラワーダ仏教・阿含宗・親鸞会