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舞台俳優、舞台女優、演劇部の方や演技に詳しい方に質問です!! だれもが引き込まれるような演技をするには どうしたらいいですか? 演技をする時に意識していることやコツなどを教えてください!!

回答(5件)

30年くらい舞台役者をやっていますが、ご質問の内容にサッと答えられるようなら苦労がなくていいのにな、と思います。 皆さんが回答されている内容は全て、とても参考になるはずです。 その上で言うならば、「身体の力」は必要です。これは筋トレ云々ではなくて、あなたの身体の中に蓄えられている力です。これは、言いたい事、表現したい事がギュッと詰まっている身体の事です。その為には、普段から沢山ものを考え、言いたい事、表現したい事を沢山、堆積させておく事です。よく、普段からベラベラ喋る役者がいますが、言いたい事を言っている役者は、ストックがない。力がない。肉体に説得力がないんです。 それから、自分の胸に、暖かくて丸い、パワフルな球体があって、それが常に身体の動きの中心となっているとイメージする事。想像だけじゃなく、確かにそこにあると確信できるまでイメージする事。この球体のエネルギーを、身体の動きに先駆けて放射する事。 そしてそのエネルギーの球体が強烈に発光して、客席に座っているお客さん一人ひとりを照らしているとイメージする事。 その他に、コツではないのですが、朗読の訓練をしっかりとする事。演劇は声の芸術だと言われる事もあります。朗読術に学ぶ事は多いはずです。ただし、朗読と芝居の台詞は違うものであると言う事を絶対に忘れずに! 以上が、普段から心がけている事です。

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舞台は、演技テクニックの発表会ではありません。 台本の主題を表現するために必要な 「キャラクターを生き抜く」場所です。 それができると、観客は登場する誰かに感情移入できると思います。 それが演技に引き込まれる、ということだと理解しています。

なるほど キャラクターとして生き抜く事はとても大事なんですね!! 感情移入をしてもらえるような演技ができるようがんばります! ありがとうございます!

私は役者ではありませんが、舞台に携わる者として申し上げます。 誰もが引き込まれる演技、というのは難しいと思います。 ただ、引き込まれる演技以前に必ず意識しなくてはならないことは、必ず、相手の動作や発言を1度受けてから相手に投げ返す、要はキャッチボールをすることだと思います。 舞台に立つ時、台本があると思います。 セリフは、台本に書いてあるから、そのまま言うのですか? 違いますね。相手がとある発言をしたから、それに対する反応として返答する。 その会話が文字に起こされているものが台本であり、台本をなぞるだけでは会話になりません。多少感情がつこうが、抑揚があろうが、キャッチボールになっていなければ音読しているだけですね。 自分の役はどういう気持ちで、どういう感情の動きが、変化があって、その発言に至るのか。 話し方は?自信が無いような話し方?早口なのか、ゆったりと話すのか。 どういう身振りをするのか。立場がある人間ならどういう素振りか、姿勢はどんな?猫背なのか胸を張っているのか、肩で風を切るように歩くのか、のそのそ歩くのか。 役者の知り合いは「相手に対する感情を自身の経験の中から掘り起こして調整する」と言っていました。 相手が目上の人なら、抱く感情は尊敬?畏怖、あるいは嫌悪かもしれない。もしくはそのどれでもあるかもしれない。対等なら?立場が下なら? 演技をするということは自身と向き合うことで、自身から派生させること。と言っていました。 私自身は演技をする人ではないので全く役に立たないかもしれませんが、何か少しでもお力になれたなら幸いです。 あなたの引き込まれる演技、が高校演劇を指すのか、商業演劇を指すのか、それとももっと別のものなのかで、まったく違います。 憑依型とか色々言いますが、あんなものはなんにも参考になりません。 是非、たくさん舞台を観て、たくさん研究してください。舞台関係者として、演技に、演劇に興味の矢印を向けていただけること、嬉しく思います。

なるほど… 姿勢や歩き方まで意識するのですね 自分から派生させること、キャッチボールをすることを意識してがんばってみます!! とても参考になりました ありがとうございます!!

私が他の方から聞き実践に努めるようにしているのは 「板の上で自分から出でる台詞・所作は、全て場を共有する演者、空気感、そして観客に“次の状態”を訴えかけるベクトルがあって然るべきである(決して自分への内向きでは無い)。だから必ず自分から出でる台詞・所作には『投げかける相手』『目的』を持たせろ」 ということかもしれません。 初心者が芝居を体験してみるときによくやる“キャッチボールをし合うふり”や“吹き矢を吹き合うふり”アレを自分の全てのセリフ・全ての所作において意識するのです。 「この豪速球(という暴投)受けられるものなら受けてみよ!」「優しいのがいくからね~痛くないからね~えいっ!」 そういった念のやり取りやしっかりとした意識の方向づけなど、それを全てのセリフ・全ての所作に与えます。漠然とふよふよ~と発するなんて勿体なさすぎます。 そうすればたとえストーリーの主軸でなかったとしてもあなたのセリフ・所作が他の演者のセリフや仕草を発するセルモーター(原動力、きっかけ)になり、場の空気感や観客という集団の共感を生み出す渦(積み重なっていくもの)の最初の一巻きになります。(というか脚本家は無駄な台詞など配置してない。全てが繋がりキッカケとなっているよう計算してる。だから変えないで~飛ばさないで~…って言って泣いてました) つまり全てはあなたをきっかけに回り出す。必然的にあなたは引き込む存在となる! (まあ実際は他の演者も同様に渦を作り出そうとしてる訳で、それが舞台上で寄り集まりまスーパーセルへとなって、観客の感情とかをグイグイ引きずり回す時面白い境地に至っていくと私は感じてますが) 但し、それは“こういう『振り(上っ面だけの、あざとい、定型、悪い意味での芝居ががった、ネタ振りの振り)』をすれば相手(他の役者や観客)はわかってくれるだろう”というのはダメです。 「フライパンに乗せられて炙られたら、“熱い熱い!”と飛び跳ねれば熱いと相手はわかるだろう」「丸太橋の向こうにどうしても渡りたいとき、困った体で渡りたい理由を懇切丁寧に説明すれば対面の相手はわかってくれるだろう」 って見てても伝わってこないですよね?くるものないですよね?本当に伝えたいなら台詞にならない(獣に近い)感情をぶつけてくる気がしますよね? その感情の露出が舞台上でどういう風に作用してるか離見の見で観察するように努めます(難しいけどとりあえず遠慮せずフルパワーでやってみて演出に丸投げして「やりすぎ!」と怒られ修正してもらうのもアリかと)

なるほど... 相手はわかってくれるって思って演技するのではなくフルパワーで演じてみます! 確かに台詞にはかならず目的があるので 自分の台詞も目的を持つことができるようにがんばります!! 参考になります!

普段やってるのはその役の解析度を高めるためにたくさん想像する事くらいかなぁ