至急です!! 来るに亭主出て、「めしはあれども麦飯ぢやほどに、いやであらうず(いやであろう)」といふ。「我は生得、麦飯が好きぢや。麦飯ならば三里も行てくはう」といふ。

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『醒酔笑』巻二の八 親切な註がついているのでほとんど訳す必要もないほどですが。 また、冒頭の一字(客)が脱けています。 【訳】 客が来たので亭主が出てきて、「ご飯はあるが麦飯だから、いやだろうな」と言う。(客は)「私は生まれつき、麦飯が好きだよ。麦飯(を食うため)なら三里も歩いて行って食うよ」と言う。 (亭主は)「それなら」と言って(客に麦飯を)ふるまった。また、またある時、例の人(例の客)が来る。(亭主が)「あなたは麦飯が好きだから、白米の飯はあるが出さないよ」と言うと、(客は)「いや、白米の飯(を食うため)ならば、五里も歩いて行こう」と言って、また食った。 あの手この手で他人の家の飯を食おうとするちゃっかりした男(けちんぼ)の話。 【原文】 来るに亭主出て、「めしはあれども麦飯ぢやほどに、いやであらうず(いやであろう)」といふ。「我は生得、麦飯が好きぢや。麦飯ならば三里も行てくはう」といふ。 「さらば(それなら)」とてふるまひけり。又都時、件の人(例の客が)来る。「そち(あなた)は麦飯が好きぢや程に、米のめしはあれども出さぬ(出さない)」といふに、「いや米のめしならば。五里も行う」とて、又くうた。