ボイラーのブロー(排出)には、急開弁と漸開弁の2種類の弁が使われています。 ・急開弁は、ボイラー内の圧力を急速に開放するための弁です。ブロー時に急激な圧力変化が起こると、ボイラー本体に大きな負荷がかかるため、まず急開弁を開いて内部圧力を素早く下げます。 ・その後、漸開弁を開いてゆっくりとブローを行います。漸開弁は名前の通り、徐々に開弁して圧力を緩やかに下げるための弁です。 このように、急開弁と漸開弁を組み合わせて使うことで、ボイラー本体への負荷を抑えつつ、安全にブローを行うことができます。漸開弁のみでは、急激な圧力変化が起こり、ボイラーに悪影響を及ぼす可能性があるためです。