ゲームの好みは個人差が大きい。
以下、自分が遊んで面白かったゲーム。あなたの好みに合うかは知らない。
・Portal2
FPS+パズル=傑作。
AIに支配された巨大な実験施設で目を覚ました主人公が、不思議なデバイス「ポータルガン」を手に次々とパズルを解きながら脱出を目指す話。このパズルがとにかくよくできていて面白い。
前作「Portal」でおざなりだったシナリオや演出もしっかり作り込まれているほか、ユーザー自身で新しいパズルを作ったり、他のユーザーが作ったパズルを遊べたりする機能も。
MODも対応していて、特に大型MOD「Portal Stories:Mel」「Portal: Revolution」は無料ながらフルプライスの公式外伝と言われても違和感がないレベルで完成度が高い傑作。
・Brothers - A Tale of Two Sons
兄弟を右手と左手で同時に操る、独特な操作方法が特徴的なゲーム。
力が強い兄と身軽な弟が協力して謎解きを進めていく。
いわゆる世界観ゲーで、独特な操作方法を見事に生かしたラスト付近の演出はゲームならでは。
高解像度化したリメイク版あり。ただレビューを見ると解像度以外にも細かい部分が少しずつ変わっていて、旧作プレイ済みの人からは批判もある。
・Papo&Yo
凶暴な怪物と、そのたった1人の友達である主人公の少年の話。
ストーリーには作者の実体験が色濃く反映されている。非常にメッセージ性の強い、儚くも力強いラストシーンが印象的。
・RiME
不思議な塔のある島で目を覚ました少年が、島を探索しながら島の秘密を解き明かしていく話。
美しい島の風景と切ないラストシーンが印象的。PS2の名作「ICO」の影響が随所に見られる。
・PixelJunk Shooter Ultimate
全方位シューティング+流体シミュレーション+パズル。他に類似作品のない、かなり珍しいジャンルのゲーム。
元はPS3でDL販売されていた「無印」「2」を1本にまとめたもの。Steamでは無印もあるけど2がなく、無印はとても中途半端な所で終わるので、買うなら必ずUltimateにすること。
・Crimzon Clover
ド直球の弾幕シューティング。CAVEの怒首領蜂シリーズに強い影響を受けていて、同人作品ながら商業作品並の完成度…と思っていたら本当に商業展開してしまった。
怒首領蜂シリーズ以外にも多数のシューティングのオマージュが詰め込まれている。
・Machinarium
ポイント&クリックアドベンチャー。
ボミ捨て場に打ち捨てられたおんぼろロボットが、機械だらけなのに不思議と温かみのある世界を冒険する。
雰囲気ゲーの傑作。謎解きもよくできていて面白い。
・The Stanley Parable
「スタンリーは左のドアに入りました」というナレーションが、左のドアに入るより前に流れる。つまり…右のドアにも入れる。
ナレーションを無視して行動すると、ストーリーが次々分岐してどんどんカオスになっていく。
分岐がさらに増えてカオス度が増した拡張版「Ultra Deluxe」あり。
・A Short Hike
悩める鳥の女の子となって小さな島を散策するアドベンチャー。
オープンワールドの短編という珍しい作品で、いろんな人とゆったりまったり触れ合いながら山頂まで登り、絶景に目を見張って素晴らしさを誰かと共有し、麓のコテージに戻ってくるまでを描く。
・A Hat in Time
幼女が主人公の箱庭アクション。
スーパーマリオ64、バンジョーとカズーイの大冒険などを彷彿とさせる丁寧な作風。
・OneShot
「一度きり」を意味するタイトルが示唆するように、非常に「ネタバレ厳禁!」度が高い作品。
海外の傑作フリーゲームをフルリメイクして有料化したもので、見た目はフリーのRPGツクール系ゲームそのものだけど、中身は非常に濃密。
自分でプレイするのとプレイ動画を見るのとでは大きくプレイ体験の質が変わってしまうゲームでもある。
・Dust:An Elysian Tail
2Dアクションの傑作。
記憶を失った主人公ダストが、伝説の剣アーラ、おしゃべりな妖精フィジットと共に、自らのルーツを求めて冒険する。
アニメ調の美しいグラフィックと、剣で敵をザッシュザッシュと切り裂いていく爽快感が素晴らしい。
・Rabi-Ribi
2Dアクションの傑作。
ウサ耳や猫耳の女の子が山ほど出てきて、ドット絵グラフィックでヌルヌル動く様がやたらと可愛い。
見た目ばかり注目されがちだけど、アクションゲームとしても非常によく練り込まれていて、探索要素も多く、難易度もやり込み度もかなり高い。
続編「TEVI」も発売中(自分は未プレイ)。
・Braid
どこぞの国民的2Dアクションを彷彿とさせるアクション…もとい、パズルゲーム。
時間を操る能力を駆使するパズルは脳味噌が捻じ曲がってしまいそうなほど難解だけど、その分解けた時の達成感は非常に大きい。
ラストシーンの演出は極めて巧妙かつ意味深で、明確には語られないストーリーには様々な考察が存在する。
以下インディーじゃない作品。まあどこまでがインディーかという明確な定義はないと思うけど…
・DOOM Eternal
FPSというジャンルの可能性を切り開いた記念碑的名作、DOOM(初代)の直系の子孫にしてシリーズ最新作。
最近の他のFPSとはかなりゲーム性が異なり、積極的に突撃して接近戦を仕掛け、弾薬を贅沢に浪費しながらアグレッシブに戦うほど有利なゲームバランスになっている。貴重な弾薬をどうにかやりくりしたり、遠くからスナイパーでちまちま倒したりするシーンは少ない。
基本的には前作「DOOM」(2016)の正統進化系。ダッシュと火炎放射器が追加され、操作が洗練され、全体的にシステムの完成度が高くなっている。
現在、続編「DOOM: The Dark Ages」が開発中。
・Bioshock Infinite
酒とギャンブルに溺れて借金漬けになったダメ男ブッカーが、産業革命全盛期のアメリカをモチーフにした天空都市コロンビアを舞台に、超能力を持つ囚われの少女エリザベスを救出するために奔走する話。
FPSだけどRPG要素が強いシステムで、シナリオには人種差別や資本主義の歪みなどの重いテーマも絡んでくる。終盤は超展開。
元が英語のゲームだけあって、英語でないと真意が伝わらないセリフが存在する。割と重要なセリフなので、クリア後に考察サイトとか探すついでに英語の原文も調べてみるといいかも。
過去作「Bioshock」「Bioshock2」とのストーリーの繋がりは薄いので、過去作未プレイでも問題ない。追加DLC「ベリアル・アット・シー」は過去作プレイ済みの人向け。
・ACE COMBAT 7
リアルなグラフィックで描かれた戦闘機を操り、非現実的に大量のミサイルをぶっ放して敵を殲滅するゲーム。
基本的に家庭用ゲーム機でリリースされてきたシリーズだけど、最新作はPS4、Xbox One、Steamのマルチプラットフォームになった。
地球とよく似た架空の世界を舞台に描かれるストーリーはシリーズ他作品と繋がっていて、特に同じユージア大陸の15年前の戦争を描いたACE COMBAT 04(PS2)との関連が強い。
・大神 絶景版
水墨画がそのまま動いているような独特なグラフィックが話題になった作品。
難易度は全体的にかなり低め。複数のプラットフォームで出ているけど、独自のシステム「筆しらべ」の存在ゆえ、マウス+キーボード操作が使えるSteam版がお勧め。
最近、続編の製作が発表された。詳細未定。
・ぐるみん
日本ファルコムが初めて3Dフィールドを採用した古い作品。
オバケと少女の交流を描いた非常にコミカルな作風で、ラストにはちょっとほろっと来る演出も。
ただSteam版は大人の事情により日本語がないので、英語ができないならSteam以外の日本語が含まれる配信サイト(DLsite等)で買った方がいい。
・ツヴァイII
ぐるみんの次の作品。これも古い。
浮遊大陸、吸血鬼、トレジャーハンター、魔法大戦…など、ファンタジーの王道を行くシナリオと世界観。
「フードを食べてレベルアップ」のシステムが特徴的で完成度が高い。
Steam版は大人の事情により音声が英語のみとなっている。ぐるみんと異なり日本語字幕はあるので英語ができなくても遊べるけど。
・斑鳩
シューティングの異色の傑作。独特なシステムと世界観、パターン化要素強めのゲーム性が魅力。
元は2001年のアーケードゲームで、その後ドリームキャスト、ゲームキューブ、Xbox Live Arcade、そしてSteamと移植されてきた。グラフィックは2001年のゲームとは思えないほど美しい。
・怒首領蜂大復活
ド直球の弾幕シューティング。CAVEの怒首領蜂シリーズの中でも特に派手でアドレナリン度が高いゲーム性が特徴で、自機の火力、敵弾の量ともにトップクラス。
腕前に応じて難易度が変動する、いわゆるランク調整システムの完成度が非常に高く、「初心者から上級者まで」を極めた作品とも評される。
Steam版はアーケード版無印、ブラックレーベル版、XBOX360版で登場したアレンジモード、イベントで限定公開されていた特別モードなど全8モードを収録したいわば「全部入り」仕様。