”合力”は，力の大きさと向きを足し合わせたものです． まず，横方向（水平方向）の力の釣り合いですが，これに関しては”静止した”と問題文にあることから，図1と図2のどちらでも水平方向の合力は零になります． また，縦方向（鉛直方向）の力の釣り合いですが，Bは鉛直方向に力を与えていないので，Aがおもりの重力と同じ大きさの力を上向きに与えている，ということになります．これは図1と図2でどちらもＢが水平方向の力にしか寄与していないことから，合力は上向きにmgになります． 従って，Ａ，Ｂの合力は，図1, 2のとちらでも上向きにmgとなります．