真空管ギターアンプについての質問です。 電源投入後、暖気をしていたのですが、気づくとアンプにスピーカーを繋がずに電源を入れてしまっていました。 それ以来音が出力されなくなっている状況です。

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ありがとうございます! ショートの方向では考えていなかったので大変参考になりました。 中古のトランスを当たってみたいと思います。。 ある意味アクションの方向性を与えて頂いた1…51345228様をベストアンサーとさせて頂きます。 が、色々な洞察をお持ちの回答者様、ありがとうございました。

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その機材についての情報が皆無です。別の機材の回路図を参考にする以前に、まずその機材についての情報をもっと収集して下さい。 負荷をつながずに操作をしたことが原因で壊れるアンプというのは、設計にマズイ点がある機種ですが、実はとても多いんです。 他のメーカーの機種を含めての話ですが、例えば、負荷をつながずにスタンバイスイッチをONからスタンバイにすると、出力トランスが内部で放電して壊れる設計ミスなども珍しくありません。 負荷をつながずに音が出ないからとしてボリュームを上げると、出力管の振幅が増大します。2本の出力管が正常に動作しているとすると分かりにくいので、1本だけささった状態で、その一本がいきなりカットオフになったとしましょう。そうすると、誘導起電力で出力トランスの1次側には、過大な振幅が発生し、出力トランスを壊すことがあります。 そのため、「出力管と接続する点」とGNDの間をダイオードで繋いで、負の電圧まで至るような過大な振幅を避ける手法が近年の真空管ギターアンプでは常識となりつつあります。B電源電圧の2倍を超える耐圧が必要で、耐圧不足ではかえって信頼性を損ねますので余裕のある素子が選ばれます。 さて、520V問題ですが、出力管を抜いたため、電源部から見た負荷が軽くなって電圧が上がってしまった可能性、テスターの故障の可能性などが考えられます。出力トランスの断線でも電圧は上がりますが、出力管を抜いた状態で プレート電圧を測定すると、断線していたら、電圧はゼロボルトになることがほとんどです。もちろん520Vのまま放置すると、出力管だけでなく電源部のコンデンサーの耐圧が不足することになりかねません。電源部のケミコンが2階建てになっているかどうかすら情報が無いのですが、ケミコンの耐圧不足は、深刻な故障の連鎖につながります。 バイアスを浅くして出力管を赤熱させる実験はやってはいけません。電極やガラスからガス放出が起き、内部の真空度が下がって、極端に言うなら真空管ではなくなってしまいます。出力トランスもその実験で断線する恐れがありますし、電源部へもトラブルが波及する恐れが高いことになります。 いずれにせよ、手あたり次第に部品を交換するのではなく、資料を集め、正常な状態に近いと思われる動作をさせて測定するのが第一歩です。

出力トランスの保護ダイオードの例を示します。 フェンダーの65スーパーリバーブの復刻版です。 図の赤い矢印の先が保護用ダイオード。いきなりのカットオフによる誘導起電力で電源電圧の2倍を超える電圧がかかった時、反対側はGNDに対して負電圧にまで振れてダイオードに電流が流れます。それで誘導起電力が抑えられて過電圧を防止できるわけです。 ダイオードには、3000V耐圧、平均順方向電流0.2Aの規格のものが採用されています。 メーカーが提供している回路図から抜き出したものです。

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出力管6L6GCのプレート電圧は最大で「500V」ですから、プレート電圧520Vだと、真空管が壊れちゃいますね。 >可変抵抗器でバイアスを浅めにするとプレートが赤熱 いや、それやっちゃダメです。 オモチャじゃないんですから。(^^; 真空管アンプは、出力トランスによってスピーカーとアンプは直流的には切り離されていますから、スピーカーをつながないで通電しても、壊れることはありません。 壊れたのは、その「メチャクチャな扱い方」によるものかと思われます。 コンデンサーとかトランスとか、訳も分からないのに交換してもダメです。 「真空管アンプの扱い方」を、取説をよく読んでお勉強してから使いましょう。

コメントありがとうございます。 スピーカーを繋がずに通電してもトランスが壊れることはないということで一安心です。 古いアンプなので取説などは無いのです。 今現在、YouTubeの純一さんの動画や書籍『真空管アンプ製作ガイド』を読んで勉強はしています。 次に行うべきアクションがあればご教示いただけると大変ありがたいです。 批判は甘んじて受けますのでどうぞよろしくお願いいたします。