１０年以上前に慶應通信の経済学部を卒業しました。 法学部のレポート課題や科目試験の問題について、私は経済だったのでよく覚えていませんが、 「事例問題なのか一行問題なのか、学説を問う従来型の試験なのか具体的事実の摘示や当てはめを重視する司法試験型の試験なのか」 その科目によると思います。 民法系で「甲と乙は婚姻関係にあり・・・であった、この場合○○はどうなるか」みたいな問題を見たことあります。 あと、割と最近、飲みの席で法学部通信学生と話した中で、憲法第二十四条第一項の「婚姻は、両性の合意のみに基いて成立し、」の条文について科目試験で問題が出たそうで、「この場合の両性の合意というのは本人たちの意思という意味で、昭和初期まで婚姻は親や家同士が決めていた時代があって、これからの時代はあくまで本人の意思を尊重すべきだという趣旨。現在のLGBTQを排除する目的のものではない」みたいな解説をしてくれたのを覚えています。 私は経済学部だったので法学部のことはよくわかりませんが、手元の返却されたレポートの問題文を見てみると 『経済原論(E)後半』→Eは経済学部のこと。同じ科目が法学部にもありました。 〔一題選択〕 １，財政政策および金融政策の効果について説明しなさい。 ２，恒常成長について説明しなさい。 経済原論は前半と後半に別れていました。 現在は経済原論前半はミクロ経済学、経済原論後半はマクロ経済学に名称が変更されています。 『国際貿易論』 東アジアは、世界金融危機からいち早く回復し、力強い経済成長を遂げている。…中略…これら広域FTA構想の経済学的・政治経済学的意義について、特に日本の立場から論じなさい。 「力強い経済成長」みたいなところに時代を感じます。 経済原論(E)後半は2010年、国際貿易論は2011年のレポート課題です。 よかったら参考にしてください