高校生のとき、友達と3人で真夜中に心霊スポットに行きました。 山奥の滝なのですが、自殺の名所でもあり、真夏の深夜1時でも肌寒い場所でした。 駐車場には公衆トイレがあり、駐車場の端から階段で滝壺に降りていけるような立地でした。 滝の駐車場に着いたとき、車が5台ほど止まっていましたが人の気配がなく、不気味だったことを覚えています。 若かった私たちは、駐車場なんかでは当然満足できるわけもなく、灯りもなく真っ暗な階段を下りて滝壺に行きました。 「なんも出ないじゃん」 そう言ってぎゃーぎゃー騒ぎながら岐路に着きました。 翌日の早朝5時のことです。 その滝壺で死体が発見されました。 日付が変わる辺りに車で来た方が、滝壺に飛び込んだそうです。 ご想像の通りなのですが、私たちが駐車場に着いたときに止まっていた車の一つが自殺者のものであり、私たちが滝壺でわいわい騒いでた1m先で死体が浮いてたのです。 人生で一番背筋が凍った体験でした。