回答(1件)

DNAで対になっている2本のヌクレオチド鎖は塩基間の水素結合で結びついています。この塩基間の水素結合は高温になると解けるためDNAを高温処理することで2本が対になっていない1本のヌクレオチド鎖にすることができます。 おそらくこの問題は1本鎖にした場合のヌクレオチド鎖の比重から分散的複製を否定したものだと思います。分散的複製では1本のヌクレオチド鎖の中に新しい部分と古い部分が混在するため複製後のヌクレオチド鎖は全て同じ重さになります。これに対して保存的複製および半保存的複製では最初のDNAのヌクレオチド鎖がそのまま残るため複製後のヌクレオチド鎖は重いものと軽いものに分かれます。 また、2本鎖DNAのままにした場合、1回分裂すると保存的複製では2本鎖が共に重いDNAと共に軽いDNAになりますが、半保存的複製では2本鎖の一方は重く一方は軽い中間のDNAになります。

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