「ヘルメットのあご締め」って、多分、第二次大戦以降の米軍での「デマ」が原因ですよ。 当時、「ヘルメットが爆風を受けて首が取れる」って噂が広まったんで、大戦中は写真で見ても、ほとんど「締めていない」んですよ。 そのせいで、現在でも米軍だけが、極端に「あご締め」しています。 日本は、戦後、何でもアメリカの真似になったんで、自衛隊もそんな感じですよね。 ただ、国際的には「ヘルメットはしっかりノド近くで締め」で、一部、「チンガード付き」があご寄りになる傾向があるだけ、添付写真もそんな感じですよね。 だから、ご指摘の「消防士」もその影響なのかな？でも、私が会社で支給された自衛消防団用は完全に「耳の下」で占めるタイプでした、ただし、「強い衝撃であご紐が外れる器具」が付いていました。 でも、首って、爆発に対しては、ヘルメット無しでも良く「取れる」んですよ、航空機の爆発事故って、ほとんどの乗客のが無くなる、なんて話もありますから。 んで、「江戸時代の兜」みたいなのも、「あご締め」は時代劇や歌舞伎の演出で、実際にはほとんど「面甲」とか付けるから、あごでは締められない、むしろ耳の後ろくらいです。 で、バイクやチャリ用ヘルメットも、チンガード自体ダメで、かなりノド近くでしっかり固定します。 特にバイク事故なんか「身体ごと投げ出される」から、「あご締め」なんかじゃあヘルメット、吹っ飛んじゃうんですよ。 私の友人は、モロに5mくらい飛んで、ヘルメット外れた頭がガードレールの角でキレ頭が・・・まあいいや、ともかくグロイのモロに見たそうです。