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角換わり腰掛け銀って、そもそも何を狙ってるんですか?

将棋、囲碁67閲覧

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回答(5件)

いまの48金29飛型と、昔の木村・升田定跡では若干狙いが異なります。 前者の基本的な狙い筋は飛車先を狙っている銀を桂跳ねによって移動させ、飛車先交換で1歩入手して、桂頭を狙うのが最も分かりやすい狙いです。 あとは、銀交換をして47銀から38角と飛車金両取りを狙うという2つの狙いがメインの狙い筋ですね。それをどういう形であれば桂馬が跳ねられるかという、細かい形の違いを覚えていくのがまず現代腰掛け銀では大事です。 後者の木村・升田定跡は基本的に同型であれば先手から仕掛けて飛車角銀桂歩の攻めという将棋の基本の攻めで仕掛けていけばよくなるというものです。 歩の入手から桂頭を狙うのは現代腰掛け銀と共通ですが、その他にも端歩の突き捨てなど攻める前のおぜん立てについて学べるので、実戦では直接は役立たないかもしれませんが、将棋の基礎を身につけるのに一度なぞっておくのはいいかもしれません。

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すいません。本文に誤りがありました。 飛車先を狙っているではなく、飛車先を守っている相手の銀を桂跳ねで移動させ、が正しいです。

角換わりの棒銀⇔腰掛銀⇔早繰り銀は、昔は「ジャンケンの関係」と 言われていました。所謂、三すくみ状態ですね。 しかし、定跡が進歩し、腰掛銀で全て互角以上に戦えると結論が出ました。 (谷川先生の世代あたりで研究が進みました) 故に、先手は腰掛銀を目指すことが多くなりました。主導権を取りやすいと 判断された(互角以上で戦えるから)のでしょう。 となると後手も、腰掛銀で追従することになります。よって相腰掛銀が 主流になっていきました。富岡定跡で5八金2八飛型は先手が良い、と され、一時は下火になった相腰掛銀でしたが、4八金2九飛型の登場で、 また流行するようになりました。

戦法の狙いは、富岡定跡までは先手が飛銀桂香+持ち角をフルに 使って先攻すれば、後手は受けきれない、という研究がベースに なっていたと思います。 それを打ち破ったのが、後手の6二金8一飛型です。そこで先手も 同型にして、再び主導権を取り返そうとした、という経緯ですね。 相居飛車の同型は、矢倉などでも先手良しの定跡が多いですし。

相居飛車は得意ではないので、カンニングした上で案内です。 木村定跡の狙い筋はhttps://shogi-joutatsu.com/archives/6677 に紹介されてましたよ。要は、45から仕掛けて、3筋7筋1筋と目標を散りばめて、相手が自然に応手を続けると潰れちゃうよ!って定跡のようですね。 富岡定跡の狙い筋はhttps://ameblo.jp/ryota1033/entry-12780939901.html に紹介されていました。こちらは当時のプロが研究し尽くした結果のようです。理解が及ばないのもしょうがないですね。 単純な戦線の押し引きだけではなく、細かな手組や視野の広さが求められる意味で研究将棋の意味合いが強く、プロ好みの戦法という印象です。 個人的には、基本理念を伴わない暗記必須の戦型はアマチュア向きではないと思っているので、別戦型の方がお手軽だと思いますよ。

分かりやすい 1つの 狙いがあるわけではなく、 お互いにバランスを取りながら、相手よりも少しでも良い形で攻撃を始めたいという、とても分かりにくい 高度な戦法です。 時に45桂とはねて 相手陣を乱してみたり、 飛車を振って、途中から振り飛車的な展開にしてみたり、端攻めを絡めた攻撃に展開したりと、 初心者にはなかなか理解できない非常に とっつきにくい 戦法です。 敢えて呼ぶなら 相手の攻撃を可能な限り 許さない バランス型で、わずかな有利を少しずつ 拡大していく『何でもあり』の 研究 勝負型 戦法 という感じでしょうか。 この呼び方も結局何なのかよくわからないなw そういう難しい戦法です。

回答でなくて申し訳ないのですが 同じ事を思っていました が、棒銀や早繰り銀だと手詰まりになりやすいのですよね でも腰掛け銀だと、うまく将棋が流れるというか… ただ、どうしてかがわからないので、識者の回答を待ちたいです。

棒銀や早繰り銀も「飛車先突破して銀交換」までは載ってますけど、そこから先が曖昧ですよね。あとは棒銀早繰り銀側もそうですけど、対策側の指し手も狙いみたいなのがあんまり分かんないなと思います。手順だけは書いてあるけど、具体的な狙いみたいなのがないというか。