設計事務所に勤務している場合、職場側で特別な登録を行う必要はありません。ただし、一級建築士の実務経験として認められるためには、以下の条件を満たす必要があります。 ・二級建築士の免許を有していること ・設計事務所において、建築士としての実務に従事していること ・勤務先の事務所が建築士事務所登録を行っていること 建築士事務所登録とは、事務所が国土交通省に対して一定の要件を満たしていることを届け出る制度です。勤務先の事務所がこの登録を行っていれば、その事務所での実務経験が一級建築士受験資格の実務経験に加算されます。 したがって、勤務先の設計事務所が建築士事務所登録を行っているかどうかを確認する必要があります。登録されていれば、特別な手続きは不要で、そのまま実務経験として加算されます。登録されていない場合は、実務経験が加算されない可能性がありますので、事務所に建築士事務所登録を行うよう働きかけることをおすすめします。