Adobeが解像感と言う言葉を作った訳ではありません。
私の認識ではNTSCテレビが開発された1940年代頃から使われています。
当時は垂直解像度、水平解像度と言われていました。
当初は技術用語でしたが、1980年代初頭頃からビデオデッキの普及とともに、そのビデオデッキやテレビモニターの品質を示す目安として一般的に使われるようになったと思われます。
特に水平解像度が重視され170本(現在の縦300ピクセルくらいの解像感)程度が標準、250本以上が高品質とされていました。
今で言う所謂VGA(640x480px)ほどの解像感です。
その後、S-VHS、ED-βなどが開発され水平解像度400~500本以上を達成し、NTSCの規格を極限まで高めました。
その流れと並行してNHK技研が長年にわたって開発したMUSE規格=ハイビジョン(現在のHDの起源)では、水平解像度に相当する走査線数が1125本なので、今でも11月25日がハイビジョンの日とされています。
MUSE規格は現在のデジタル放送と同等、またはそれ以上の解像を誇っていました。
90年代半ばにPhotoShopが普及し印刷との兼ね合いで「解像感」と言う言葉が、画像品質を確認するために重要視され始めました。今でも300dpi(=lpi)はカラー印刷時の(画像の)必須解像度とされています。
2000年代以降、デジカメが普及して解像度と言う言葉がモニターやカメラの性能を示す用語として普及しました。
仰るとおり脳内の認識の正確さを示すような場合などにも、使われるようになって一般化しました。
以上が私の記憶の範囲ですが、解像度に関する認識です。