うーん 多分そうじゃなくて、あれは
「失態にみせかけて殺して、自分の脳内だけの友達にしてみたけれど
デギン公王は最愛の息子を悼んで哀しみ続け(杖、取り落とした
らしいっスから)、ドズル中将は愛する弟の死を招いた自分
(失態を装ったので)を現場から外した。
…なんだ、おれはまったくもってあいつから命以外のなにひとつ
奪い取れていないじゃないか」
…という、『他者から受ける愛情に関しては未だ、友として
なにひとつガルマに勝てていない』ことへの義憤から
『99%、自分のためだけに深酒をしていた』のだと思います。
質問者さんのおっしゃる
「友人としての、ガルマ・ザビへの細やかな葬式」は
直接、最終回で爽やかな笑顔で(めぐりあい宇宙では狂気的な
表情にされてたけどw)、キシリアお姉ちゃまを餞としたことで
行われた」と、私は思います。
シャア様の本質は、かなり嫉妬深い心を持っているお人であり
そのことにぶりばりに自覚もお持ちですから、
(…だから逆シャアまで来ると、アムロの才能に嫉妬しまくってるから
超!強気に、自分のハンデ戦にしか引っ張れないような、連邦への
サイコフレーム送り付けとかやっちゃう訳です。)
多分、ガルマを殺しちゃった直後は、彼に対して
「愛されるジオンの王子様のままタヒねて良かったな」くらいにしか
思っていないような気がします。
もちろん、「別にそんな嫌いじゃない(アホだとは思ってるけど)」ん
でしょうけどね。
だから、あのエルベスボアだかラ・マニー(白スーツのとき
シャア様が飲んでた蒸留酒)は、ガルマのお葬式のお供えじゃなくて
「祝杯」でしょ。
あのときのシャア様は「ガルマと呑んでた」んですよ。
しかも、死者としてのガルマと、じゃなくて
『自分の脳内友人にしちゃった』ガルマと。
あの人そういう感じだと思いますよ?
「小さなお葬式」とか、そういう社会的に殊勝なことを
自分ひとりで思い立って実行するようなマトモさは
持ち合わせてないと思いますね…
まあ そんなところが魅力的なんですけどね ホントにね。
>シャア様