喫煙マナー
●排気ガス● 路上喫煙や歩きたばこの煙(有害物質・健康被害)を批判される方に質問です。 路上喫煙や歩きたばこの煙(有害物質・健康被害)のいったい何がどのように問題だと言うのでしょうか。 その程度の煙(有害物質・健康被害)を怖がり批判するクセして、なぜ排気ガスをばら撒きながら車が行き交う交差点で呑気に信号待ちなどができてしまうのでしょうか。 たばこの煙(有害物質・健康被害)を怖がり気にしてるなんて嘘っぱち、単に臭くて嫌だという個人的な感情論をすり替えて誤魔化してるだけなのではないでしょうか。 真実を教えてください。 ////////// ■ベンゼン ベンゼンは、健康へ多くの悪影響を与えることが知られている。ベンゼンの健康影響で最も多く報告されているのは、再生不良性貧血に導く骨髄機能の低下である。高濃度の暴露においては、これらの疾病の発生率は高いであろう。 ――――――― 副流煙 297µg/本 ガソリン車 12.3mg/km(12,300µg) ディーゼル車 13.0mg/km(13,000µg) ――――――― タバコ1本あたりガソリン車走行約24m、ディーゼル車走行約23m ガソリン車1km走行あたりタバコ約41本 ディーゼル車1km走行あたりタバコ約44本 ■ベンゾ[a]ピレン 代表的な発がん性の多環芳香族炭化水素(ベンゼン環を5つ持つ)。組成式は、C20H12で、3,4-ベンゾピレン(または3,4-ベンツピレン)とも呼ばれる。淡黄色の結晶又は粉末。 石炭からコークスを製造する際の副産物であるコールタール中に存在するほか、自動車の排気ガスやタバコの煙などにも含まれており、燃料などの燃焼によっても非意図的に生成されてしまう物質のひとつ。 ――――――― 副流煙 68-136ng/本 ガソリン車 562ng/km ディーゼル車 1200ng/km ――――――― タバコ1本あたりガソリン車走行約242m、ディーゼル車走行約113m ガソリン車1km走行あたりタバコ約4本 ディーゼル車1km走行あたりタバコ約9本 ■一酸化炭素(CO) 一酸化炭素は不完全燃焼状態で炭素化合物が燃焼する際に発生し、無色・無臭で、その存在が感知しにくい気体ですが、空気とほぼ同じ重さ(比重(空気を1としたときの重さ):0.967)で、強い毒性を有しています。 ――――――― 副流煙 148mg/本 ガソリン車 1.15g/km(1,150mg/km) ディーゼル車 0.63g/km(630mg/km) ――――――― タバコ1本あたりガソリン車走行約129m、ディーゼル車走行約235m ガソリン車1km走行あたりタバコ約8本 ディーゼル車1km走行あたりタバコ約4本 ■窒素酸化物(NOx) 窒素酸化物(NOx)とは、物が高い温度で燃えたときに、空気中の窒素(N)と酸素(O2)が結びついて発生する、一酸化窒素(NO)と二酸化窒素(NO2)などのことをいいます。 とくに二酸化窒素(NO2)は、高い濃度のときに人の呼吸器(のど、気管、肺など)に悪い影響を与えるので、国では二酸化窒素(NO2)に関する環境基準を設けて、排出量を少なくする努力をしています。また、窒素酸化物は、光化学スモッグや酸性雨の原因にもなります。 ――――――― 副流煙 0.051mg/本 ガソリン車 0.05g/km(50mg/km) ディーゼル車 0.15g/km(150mg/km) ――――――― タバコ1本あたりガソリン車走行約1m、ディーゼル車走行約0.3m ガソリン車1km走行あたりタバコ約980本 ディーゼル車1km走行あたりタバコ約2941本 参考資料 ~~~~~~~~~~~~~~~ ・厚生労働省の最新たばこ情報 https://www.health-net.or.jp/tobacco_archive/risk/rs120000.html ・実走行時の自動車からのベンゼン排出係数の推定と道路近傍建物形状の簡略化による濃度推定の可能性 https://www.jstage.jst.go.jp/article/sesj1988/19/2/19_2_81/_article/-char/ja/ ・大阪市の交差点におけるベンゾ[a]ピレン濃度のスクリーニング評価 http://www.see.eng.osaka-u.ac.jp/seeea/seeea/sstudy/2010hazama_taiki.pdf ・自動車排出ガス規制値 https://www.env.go.jp/air/car/gas_kisei/gas_kisei.pdf ~~~~~~~~~~~~~~~