革新倶楽部は護憲三派として普通選挙法実現のために戦いましたが、議席数は４３議席から３０議席になってしまいました。 犬養は小政党での政治活動に限界を感じて、革新倶楽部を政友会に合流させ、本人は実質引退していました。 ところが政友会では総裁だった田中義一が急死すると、後継者争いが起こりました。 このままでは、政友会は分裂するという危機感から、「憲政の神様」「政界の長老」だった犬養がかつぎだされたのです。 なんとなく、安倍さんが殺されたあと、安倍派清和会の「５人組」の後継者争いで分裂の危機から、当選回数は多かったものの、比例ゾンビで力のない塩谷立氏が安倍派座長に担ぎ出されたのと似てるかな。 さらに言えば、民主党が政権を転落し、総理大臣だった野田氏は民主党が空中分解後は無所属だったのが、立憲民主党に入党し、さらに代表に復活したのにも似てるかも。 これで総理に再登板ならまさに犬養パターンでした。