はい、世界には強塩基性の泉が存在します。これらの泉は、地下深くから湧き出る熱水に多量のアルカリ金属イオンが溶け込んでいるために、強い塩基性を示します。 代表的な強塩基性の泉としては、ケニアのラケ湖周辺の泉や、カリフォルニア州のモノレイク地熱地帯の泉などが知られています。これらの泉の水は、pHが12以上の強アルカリ性を示すことがあります。 人間が強塩基性の泉に落ちた場合、重度の化学熱傷を負う可能性が高くなります。強アルカリ性の液体は、皮膚や粘膜を侵食し、組織を溶かす作用があるためです。また、飲み込んだ場合は消化管に重篤な損傷を与えます。さらに、アルカリ性の液体が目に入ると失明の危険もあります。 つまり、強塩基性の泉に落ちた場合、致命的な障害を負う可能性が高いと言えます。このような泉の近くでは、十分な注意が必要不可欠です。