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明治政府は不換紙幣を発行して、インフレになることを予想できなかったのでしょうか?

日本史53閲覧

回答(2件)

インフレを恐れることより 西南戦争など 平氏族の反乱を 抑制する方が、 政治権力者にとっては はるかに重要だってことを理解しましょう。 物価上昇など貨幣的現象だから 当時の政治権力者にとっては デフレで対向すれば どうって問題ではありませんが、反乱が拡大したら、自分らの命どころか、薩摩・長州を核としてつくった明治新政権が 倒れてしまいます。

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こんにちは 1877年に西南戦争が起こると、政府は戦費を補うため不換紙幣を大量に発行しました。 この時点では、不換紙幣の大量発行=インフレは予想していなかったのではないかと思われます。 とにかく、戦費調達が最優先事項だったと思います。 西南戦争後、激しいインフレと国際収支の悪化による正貨の流出が起こり、財政は破綻に瀕することとなりました。 1881年に大蔵卿に就任した松方正義は、不換紙幣の増発が財政経済危機の主な原因であると考え、紙幣の整理と正貨の蓄積による兌換制度の確立による解決を目指し、徹底した緊縮財政と、官営工場の払い下げ、酒造税の引き上げなどを行って増収を図りました。 つまり、松方正義が気が付くまで、不換紙幣の大量発行=インフレを引き起こす。