認知症の義母を介護しておりました。 認知症は悲しいかな、一番介護をしている身近な人に、被害妄想をぶつけてくることが多いんです。 私も嫁として介護していましたが、初期の頃は妄想がひどく「嫁が勝手に服を捨てた」（捨ててない）「掃除も何もしないから私が全部やってる」（真逆です）「嫁がもう近所づきあいしないと言った」（言ってません）。こんな状態でした。近所に言いふらし、親族に電話で言いふらし。 私はストレスで持病が悪化しました。 悲しいかな、認知症の被害妄想は治りません。注意してもすぐ忘れます。 なので、お母様を一人で行かせない、お祖母様がいない時に行く、という対処は正しいと思います。私も同じ立場ならそうします。 まず、お母様の負担を減らすために、外部の介護サービスの力を借りてください。（もし既に利用されていたらスミマセン） 介護認定を受けていなければ受ける。（お住まいの地域の地域包括支援センターに相談してください） 認定を受けていれば、ケアマネージャーか地域包括支援センターの担当者に現状を話して、家庭訪問をしてもらったり、デイサービスやショートステイの利用をしてください。 介護をしても悪口を言われる、第三者だといい顔をする、ということであれば、もう離れるしかないです。 私はケアマネのアドバイスを受けて、呼び出されても同じ話の繰り返しや悪口が続いたら、ポケットからスマホを出して「電話なので」とその場を離れました。危険性がないなら離れてください、とアドバイスを受けたからです。昼の食事も高齢者用の宅配弁当を利用し、訪問看護を利用して、体調管理や爪切りもしてもらいました。 あなたにとって大事なお母様が酷い目にあっている…となれば、認知症だからと思っていても腹立たしい、というのは当然だと思います。 ですので、お母様もあなたも、物理的に離れる時間を増やすこと、だと思います。 あまりにも興奮状態が酷いようであれば、認知症で受診する医師に相談して、落ちつかせる薬を処方してもらうのも方法のひとつです。 また、認知症は少しずつ進行するのですが、段々と衰えていく方が多いです。（最後まで暴言暴力、という方もいることはいますが） 私の義母も、妄想悪口が酷かったのですが、その後に転倒して骨折し、長期入院すると認知症が一気に進行し、退院した日に「転んだけどケガしなくて良かった」「いつもありがとうね～」という感じで、ボケが進み、ありがとうの連呼、になりました。 認知症が進行すると、暴言が激しくなることも考えられますが、逆に口数が減って衰える…ということもあります。