否定的な意見で申し訳ないのですが、 メタ的に考えると個人の推察ですが、 尾田先生は人間という範疇を大事にしてるように思います。 というのは、自分の場合は過去にカイドウを圧倒的なキャラとして箔付けするには、 ヒトヒトの実を食べた龍なのでは？と思ったことがあります。 実際に龍がいた世界ですし。 あと、五老星が人間じゃないパターンも考えました。 ですが、どちらも人間でした。 古くはアーロンが出た時、最初はバケモノの類だと思ってました。 近海の主とか海王類とかバケモノがいる世界なので、 しかし、魚人というのは人間というのが強調されてますよね。 手長族とか巨人族とかルナーリア族とか種類はいるけど、みんな人外ではなく、現実で言うところ人種みたいな扱いです。 何が言いたいかというと、ここまで人外が支配するとか、意思や知性をもってストーリーの根幹を動かしては来なかったのは後で使う為に溜めてるのではなくて、 尾田先生がそういう風にするのは嫌なのではないか？と思います。 実際に、ラブーンやズニーシャみたいに人外で知性や意思疎通、行動理念を持ってるキャラもいるけど、 物語の根幹を動かしてはいないです。 モロに物語の根幹に人間を超越した存在が関わると今までの敵や海賊や世界政府が霞んで、ドラクエとかファイナルファンタジーっぽい感じに雰囲気が変わってしまうと思います。 トリコやドラゴンボールやハンターハンターを見ると、 普通に出てきますよね？ 本当は人間を圧倒する存在を出した方が迫力も納得感もあると思います。 コイツはグルメ界の猛獣、グルメ細胞の悪魔とか、 コイツは魔人や神だから強いとか、 暗黒大陸から来たキメラアントなんだ。 とかです。 しかし、ワンピースでは今のところ、 コイツは人間じゃなくて本当の悪魔だ。とか、神そのもの(ニカは能力で神や天使そのものは出てない)、 本当の伝説の生き物が人に成り代わってとかはありません。 カイドウが龍とか、五老星が人の皮を被った化物とか、作者なら案は思いつくだろうけどそれをしないのは、あくまで人間の物語、人間vs人間、ヒューマンドラマというのを大事にしてる気がします。 それは尾田先生のポリシーなんじゃないか？と思います。 尾田先生はスター・ウォーズが好きですし、影響が見受けられますが、 スターウォーズもそうです。 あくまで人間と他の種族の人間、現実で言うところの人種の違いみたいなのはありますが、 猛獣や超人的な存在の人外がストーリーの根幹に関わってはいません。 あくまで、人間ドラマです。 人間ではないバケモノや神秘の存在そのものの思惑がどうこうだと世界観がガラリと変わると思います。 だから、人間ではない存在の龍が、悪魔が、神が、 質問の様なグリフォンがはメタ的に見てあまり主軸に関わってストーリーを動かすとは思えません。 人外の者達は、ワンピースはあくまで人間の世界の話なので、作中だと人間に協力したり俯瞰したり、粗暴だったりで留まっています。 グリフォンがシャンクスの移動手段とかぐらいで登場する可能性はあるかもしれないし、 海王類が知性を持ってたとか、ポセイドン（しらほし）とか設定があるんだから、 グリフォンがいて使役されててもおかしくはないかもしれないけど、 メタ的に終盤に来て読者の意識を散らすような存在をあまり出さないんじゃないかな。とは思います。 それに今まで、デカい猛獣や魚はいたけど、現実で伝説とされる生き物はあまり出してません。 作中でも幻獣種と言われていて、存在しない架空の生き物というのは読み切り作品との繋がりの都合上で龍はいたけど、出してません。 グリフォンが普通にいるのであれば、他の不死鳥とかを幻獣種とは言わなそうだし、 ガン・フォールが乗ってたのが本当のペガサスでもおかしくないのに、そうはしてません。 しかも空島なのにです。 だから架空の存在であるグリフォンは出さない気がします。 大きな鳥とか虎っぽい鳥は良いと思いますが、 幻獣は特殊能力があるので、悪魔の実や覇気じゃなくても特殊能力あるやつってどういう理屈なの？ってなると思います。 人面ライオンとか、カンフージュゴンとかいるから、 単に変わった動物としてなら出すかもしれないけど、 グリフォンやペガサス、麒麟などは特殊能力を持ってるイメージが付随してしまうのではないでしょうか？ 個人的には、質問者さんの意見は面白いし、整合性はあるから、他の漫画なら全然ありだと思うのですが、 尾田先生ありきのワンピースでは無さそうに感じました。 否定したみたいですみません。