1 桐壺 源氏誕生 桐壺更衣没 藤壺入内 源氏元服 葵上と結婚
2 帚木 雨夜の品定め 紀伊守邸で空蝉と契る
3 空蝉 紀伊守邸再訪 空蝉と軒端荻を垣間見 空蝉に逃げられ軒端荻と契る
4 夕顔 夕顔との出会い 夕顔死亡 源氏重病 夕顔供養
5 若紫 明石君の噂 若紫を垣間見 葵上との不仲 藤壺と契る 藤壺懐妊 若紫を引き取る
6 末摘花 末摘花と契る 末摘花に失望
7 紅葉賀 源氏青海波を舞う 朱雀院の紅葉賀 藤壺出産 源内侍との戯れ 藤壺中宮に立つ
8 花宴 宮中桜の宴 朧月夜との出会い 右大臣邸で藤花の宴 朧月夜と契る
9 葵 朱雀帝 葵上懐妊 葵祭の車争い 葵上出産後死亡 六条御息所の苦悩 若紫と契る
10 賢木 野宮に六条御息所を訪問 六条御息所母娘伊勢下向 桐壺院崩御 朧月夜と密会 藤壺出家 朧月夜との密会露見 源氏追放計画
11 花散里 故桐壺院の麗景殿女御と妹花散里を訪問
12 須磨 下向に先立ち各方面に挨拶 須磨下向 各方面との書面による交流 明石入道の思惑。
13 明石 暴風雨 入道に招かれ明石転居 朱雀帝眼疾 明石君と結婚 懐妊 源氏召還 帰京。
14 澪標 冷泉帝 源氏内大臣 明石君出産 住吉参詣 六条御息所死去 前斎宮の入内計画
15 蓬生 末摘花邸の荒廃 末摘花叔母の画策にも従わず 源氏来訪 邸の修復 二条院に引き取らる
16 関屋 石山参詣の源氏一行 上洛の空蝉一行と逢坂の関で邂逅 未亡人となった空蝉出家
17 絵合 前斎宮入内 弘徽殿女御と絵合 源氏の須磨絵日記で圧勝
18 松風 明石君に上洛を促す 大堰川山荘に入る 源氏の大堰訪問 紫上不興
19 薄雲 明石君母娘別離 紫上姫を愛育 藤壺死去 帝出生の秘密を知る 斎宮女御と春秋論
20 朝顔 前斎院(朝顔)故父宮の旧邸桃園に退下 源氏執拗に迫るが成らず 紫上と女性追想
21 少女 夕霧元服 斎宮女御立后(秋好中宮) 源氏太政大臣 夕霧雲居雁との恋 五節の舞 六条院完成 源氏と女君たち入居
22 玉鬘 玉鬘筑紫に下向 太夫の監の求婚 玉鬘上洛 長谷参詣で右近と邂逅 玉鬘を六条院に引き取る 源氏の下心 正月晴着合わせ
23 初音 六条院の新年の賑わい
24 胡蝶 六条院の春 玉鬘に多数の求婚 源氏の告白 玉鬘の困惑と苦悩
25 蛍 源氏蛍の光で玉鬘を兵部卿宮に見せる 長雨の物語 論
26 常夏 近江君の噂 玉鬘との連弾 近江君の喜劇性
27 篝火 玉鬘との唱和 貴公子たちの管弦
28 野分 野分の見舞 夕霧紫上、玉鬘、明石姫君を垣間見
29 行幸 帝大原野行幸 源氏内大臣に玉鬘の素性を明かす 玉鬘裳着 近江君喜劇
30 藤袴 玉鬘尚侍への逡巡 夕霧と柏木の訪問 鬚黒と蛍兵部卿の文
31 真木柱 鬚黒玉鬘と結婚 鬚黒正室香炉の灰騒動 真木柱の歌 玉鬘参内の波紋 出産
32 梅枝 薫物くらべ 明石姫君裳着 東宮参内の準備 夕霧と雲居雁父娘の悩み
33 藤裏葉 夕霧と雲居雁結婚 明石姫君東宮参内 明石君の屈辱と誇り 源氏準太政天皇
34 若菜上 朱雀院女三宮の婿選びに苦慮 院出家 女三宮降嫁 紫上の苦悩 源氏朧月夜と再会 明石女御懐妊 各方面で源氏四十の賀 明石女御若宮出産 明石入道遁世 女三宮の不評 蹴鞠の宴で唐猫による柏木の垣間見
35 若菜 下 柏木唐猫を入手 真木柱蛍兵部卿と結婚 今上即位 正月の女楽 紫上の苦悩発病 柏木密通 女三宮懐妊 源氏艶書を発見し不快感と自省 朱雀院の心配 源氏五十の賀 源氏柏木に絡み柏木発病
36 柏木 柏木病悩 女三宮出産、出家 柏木死去 夕霧の疑惑、落葉宮見舞い
37 横笛 柏木一周忌 源氏の感慨 夕霧柏木遺愛の笛を贈らる 雲居雁の嫉妬 夕霧の疑惑深まる
38 鈴虫 夏女三宮持仏供養 秋庭に鈴虫を放つ 秋好中宮出家の願い
39 夕霧 夕霧落葉宮と契る 母御息所苦悩 雲居雁の嫉妬 母御息所死去 落葉宮の拒絶 夕霧の苦悩 周囲の心配 雲居雁実家に帰る
40 御法 紫上法華供養 紫上死去 源氏らの悲嘆
41 幻 源氏の追憶 紫上一周忌 源氏出家の準備
(雲隠)
42 匂宮 源氏没後 六条院の女君たちの転出 薫の声望と厭世観 対抗する匂宮
43 紅梅 真木柱紅梅大納言と再婚 紅梅大納言の娘たちをめぐる求婚譚
44 竹河 玉鬘と故鬚黒の娘たちをめぐる求婚譚 大君冷泉院に参る 中君今上に参内 若者たちの失望 息子たちの不遇を嘆く玉鬘
45 橋姫 宇治の八宮の精進 八宮と薫の交流 薫宇治の大君中君を垣間見 薫出生の秘密を知る
46 椎本 八宮邸と薫匂宮の交流 八宮姉妹の後見を薫に託して死去 姉妹の悲嘆 薫の配慮
47 総角 八宮一周忌 大君は薫を拒絶 中君を薫にと目論む 匂宮中君と契る 匂宮の宇治訪問ままならず 大君の落胆と発病 大君死去 薫の悲嘆
48 早蕨 中君の孤独 薫宇治訪問 中君匂宮邸に 薫の追 憶
49 宿木 今上女二宮を薫にと 匂宮と夕霧六の君の婚儀 中君の懐妊と苦悩 薫の後悔 薫中君に言い寄る 中君浮舟の存在を明かす 中君出産 薫女二宮と結婚 薫浮舟を垣間見
50 東屋 浮舟と少将の縁談破れる 浮舟中君方に身を寄す 浮舟母匂宮薫を垣間見て羨望 匂宮浮舟に言い寄る 浮舟身を隠す 薫浮舟を宇治へ連れ出す
51 浮舟 匂宮浮舟の所在をつきとめ訪問 計略で浮舟と契る 薫浮舟訪問 浮舟の懊悩 匂宮宇治再訪 薫浮舟引取りを計画 匂宮の焦燥 薫真相を知る 浮舟死を思う
52 蜻蛉 浮舟失踪 周囲の動揺 匂宮の悲嘆と薫の後悔 浮舟の供養 薫女一宮を垣間見 匂宮宮君に言い寄る 薫宮君に同情
53 手習 横川の僧都浮舟を発見 浮舟は素性を隠し精進 妹尼の故娘の婿中将浮舟に言い寄る 浮舟の拒絶 浮舟出家 少将浮舟を垣間見 浮舟一周忌 薫浮舟生存を知る
54 夢浮橋 薫横川の僧都を尋ね真相を知る 小君に文を託すが浮舟は会わず返事もしない