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電気製品について 電気製品によって力率が違うのはなぜですか? また、力率が悪いことによってどのような点が不利になりますか?

回答(2件)

・電気製品によって力率が違うのはなぜか? →電気製品レベルで話してみます。 一言でいえば 回路特性によると言うことなのですが、あまり電力が大きい製品で力率が悪いとコンセントに現れるAC電圧が歪んだり、ノイズが大きくなったりして 決められたACの品質が保てなくなると言うのが根本にあります。 電気製品は、規格内の正弦波を想定して設計しています。正弦波と言いながらAC入力が メチャクチャ歪な波形だと 回路動作に異常をきたします。他の製品に悪影響を及ぼす訳です。 こういうことから法規的にも 「何W以上は力率何%以下」にしなさいと決められています。電力が小さいと力率の規制はありません。つまりいくら悪くても構わないということです。外部への影響が小さいからです。 製品によって力率がいろいろだというのは こんなことからも説明できます。 (具体的例を理解したいなら、「コンデンサインプット」とか「PFC」「力率改善」とかで検索してみてください) ・力率が悪いことによってどのような点が不利になるのか? エネルギー供給の観点からは、最大電流による非効率な設備ということがありますが、先にも述べた波形ひずみ自体とそれによるノイズの放出が問題となります。しっかり規制しないと製品性能が成立しません。 すこし長くなりました 悪しからず。

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電気製品によって特性が異なるからです。 全ての製品が力率1を目指してはいますが、コストが嵩むので、 製品によっては力率が低いまま製造販売される場合があります。 力率が悪いと電圧と電流が同じでも電力が小さくなります。 例えば、100V×15A=1500VA まで使用できる電気設備で、 力率1の電気製品なら1500Wまで使用できますが、 力率0.8の電気製品だと1200Wまでしか使用できません。