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知恵袋ユーザー

2020/9/29 15:21

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特別高等警察は第二次桂内閣が作って

日本史2,336閲覧

回答(1件)

“特別高等警察”の始まりは、確かに第2次桂太郎内閣です(^^)/ 切っ掛けは、その前年に起こった“大逆事件”。 大逆事件のそもそもは、無政府主義者の宮下太吉らの、爆弾密造の摘発で、それを無関係な幸徳秋水と関連づけ、無政府主義者や行動派(革命派)の社会主義者他を一網打尽にしたえん罪事件でしたよね。 つまりそんなえん罪事件を起こすまでに、1910年段階、政府の首脳に、“革命への怖れ”が及んでいたのです。 そんなんで1911(明治44)年に、桂が警視庁に置いた“特別高等課”が出発点。 そして田中義一内閣ですが、これも大きな動機があります。 つまりこの内閣の時に、1925(大正14)年制定の“普通選挙法”による、第一回目の(男子)普通選挙が実施(1928年)。 ところが選挙結果では、無産政党(労働者のための党)が合計で8議席を獲得し、山本宣治(労農党)などの“隠れ共産党員”当選! そこでソレに衝撃を受けた田中(“赤化への恐怖”)は3.15事件などの共産党弾圧事件を実施。 そして、取り締まりを強化するために、全府県に特別高等課を設置したのです。 またソレと前後して、彼は“最高刑は死刑”にするとの“治安維持法改正”も実施していますよね。 こんなんでどうですか(^^)/

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