現物を見てるわけではないので正確ではないですが・・・ 時々ありますね。 例えば雨に濡れる。 雨に濡れた部分のみそんな感じで色が濃くなったり薄くなったり。 これは繊維が水分を吸収して膨張、乾いて収縮する際に完全に元通りの状態に戻らず色目が変わって見える現象。膨潤収縮。レーヨンに多いですがウールでも時折見かけますね。 もう一つは表面加工が雨の水分で動く。 光沢を出したり質感をよく見せたり手触りを良くしたりなど、表面を加工剤で作ってる場合で、加工剤が水溶性の時。 水洗いを想定していない場合、水溶性の加工剤を使う事でドライクリーニングしても加工剤が落ちにくくなるのですが、水が付くと加工剤が水分で溶け出し水玉のようなシミを作ったりします。 一番最悪なのは 表面の裏側に一枚生地を貼り付ける「ボンディング加工」製品 最近だとライセンス物のマッキントッシュ製品でよく見かけますが色んなメーカーから出ています。 壁などにセロテープ貼り付けておいて時間が経った頃剥がすとぺトペト糊残りしますよね。 生地の裏に樹脂（接着剤のようなモノ）で生地を貼り付けてあるので同じ現象が服の内側で起きます。溶け出してくると表側まで染み出してきて付けた覚えがない油のようなシミができます。 この加工は経時劣化と言って使っていてもいなくても時間とともに劣化し溶け出します。 高額品でもかなりされている加工で早いモノだと2~3年程度で寿命がきてしまいます。 雨に濡れた記憶があるなら、雨による影響じゃないかな。 目立たない部分にハンドスプレーなどで水分を少量服付け、スチームで蒸した後ブラシ掛けして乾かしてみる。 消えるようなら全体を同じようになっていけば消えるんじゃないかな。 加工剤が溶け出して動いている場合、水洗いしないと直らないかもしれないけど。