普通に考えて、たとえば誰かが 「あなたのお財布から１万円が抜かれています」と メールで教えてくれるでしょうか？ それと同じだと考えれば、答えは自然と出るはずです。 ただし、念のため実際に財布の中身を確認するように、 念のためパスワードは変更した方がいいでしょう。 また、メールを開くか、プレビューしただけで 感染するタイプのコンピューターウイルスが存在しますので、 メールは開かずに削除して下さい。 そして今後の対策として、 メールのプレビュー機能をOFFにし、 HTMLメールを読み込まない設定にしておくことも肝心です。 （開いただけで感染するウイルスは、HTMLコードを利用しているため。） なお、そのようなものの中には メールのタイトルの部分に実際のパスワードが 書かれている場合もあります。 これはパニックになる心理をついて、 嫌でもメールを開かせてしまう手法のひとつになります。 例えるなら、 「あなたのお財布には、お札で〇〇円が入っています」 というメールが送られてくるようなものです。 これは犯人が実際に財布を覗き見していないと分かりません。 実際に覗かれた。 つまり、パスワードで言うなら 「すでに盗まれた」ということです。 ウイルスの中には、 アクセスに関する記録を勝手に取得するものがあります。 それによってパスワードがすでに盗まれている可能性も ありますので、そのような場合は パスワードを変更するだけではなく、端末などに潜んでいる ウイルスなりスパイウエアなりを除去する必要もあります。