鴻門の会で、項王が生の豚肉を与えたり、大量の酒を与えたりしてますが、これは樊噲の無礼な行動の罰や樊噲を試すといった意味が含まれていると考えても良いのでしょうか? また、樊噲が一気

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ご質問と直接の関係は無いですが、この「樊噲に危急を告げた」事は張良のファインプレーだったのではないかと私は思っています。 回答したようにこれは「死を覚悟した任務」ですし、豪壮な人間で無ければ務まらなかったわけですが、この時の乱入者が樊噲でなければ、どうなっていたかは解らないように思います。 「乱入して助けてこい」とまでは張良は言っていないのですから、自発的に無茶な手段を採れる人物を張良は選んだのではないかという事です。 項羽が勇敢な男を好んでいる事まで読んでいたかどうかは、解りませんが、とにかく適任者を選んだ結果として、劉邦は生き延びる事が出来たのですから、これは地味ですが大きな結果をもたらした選択になると思います。 親衛隊長格で劉邦への忠誠が厚い樊噲を選んだだけと言われれば、その通りですが(笑)、いずれにせよ張良が「持っている男」であった事は歴史が証明していると思います。

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樊噲が宴会に乱入した大義名分が「戦勝祝いの宴なのに外で待たされている自分たちには振舞われていない、ならば中に入って頂戴したい」と言うものだったからです。 自分から戦勝祝いの酒食を欲していながら出されたものを残せば、樊噲は「単なる乱入した狼藉者」でしかなく、逆に劉邦を処罰する口実になってしまいます。 だから樊噲はわざと大仰に残さず飲み食いし単なる無礼者の乱入者ではないという状況を作り出した上で項羽に意見したのです。 無論、項羽のほうでもわずかでも劉邦や樊噲に落ち度があれば劉邦を罰せる大義名分にできるので、わざと大杯に大量の酒を注いで肉の塊を出し、樊噲の出方を見たわけですが樊噲の対応は項羽から見て100点満点で文句のつけようがなかったわけです。