氷点の結末について 最近氷点と続氷点を読んだのですが、 最後に陽子が徹ではなく北原を選んだことが どうも釈然としません。
氷点の結末について 最近氷点と続氷点を読んだのですが、 最後に陽子が徹ではなく北原を選んだことが どうも釈然としません。 徹に感情移入したことは否定できませんが、 それだけではなく陽子が何を拠り所にして、 その選択をしたかがわからないのです。 ・愛とは無償で与えることである ・北原は陽子のために足をささげた(勝手に転んだわけですが) ・死を前にした陽子が会いたかったのは徹 ・もしその場所に北原でなく徹がいたら あるいは徹が足を失っていたことを 陽子が理解している描写がある ・徹も足は失っていないものの多くの犠牲を払ってきたことを 陽子が理解している描写がある ・流氷を見ている最中でさえ、 感情は徹に傾いている描写がある 愛してくれた(自分のために足を失ってくれた) 北原を陽子は愛することに決めたのでしょうか。 結局は罪の意識に流されて北原を選んだのでしょうか。 そもそも陽子自身の愛はどこにあるのでしょうか。 そういう受け身な子だったのでしょうか。 みなさんはどう解釈されましたか? 私にはわかりませんでした。
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