そんなの全部書いていたらキリがないので、イタリア鉄道に関する雑学?文化を少々だけ…。
Trenitaliaで知られるイタリア鉄道は、元はイタリア国鉄です…今は違いますが。
そして今はTrenitaliaなのですが、昔の名残でFSとも呼ばれます。
遅れる事とストライキで有名なイタリア鉄道ですが、ストはともかく、ES(ユーロスター…では無くイタリアではエウロスター…最近はフレッチャロッサ、フレッチャビアンカ、フレッチャルジェントの名前で呼ばれます…エウロスターと言うのが新幹線みたいなもので、フレッチャ何とかはのぞみとかそういった電車の愛称)だけは威信をかけて?遅れないように運行する努力をしているとか。
だから私は一回だけ逆に予定の到着時刻よりも5分早く着いた事もありました。
遅れなければ良いのであって、時間性格とは限らない所が如何にもイタリア。
そしてあまりにルーズなFSに腹を立てたかどうかは分かりませんが、数年前にESとほぼ同じ路線を新たな"高速鉄道会社"が開業しました。
その電車がItalo(イタロ)。
真っ赤な車体と確か出資している会社の一つがフェラーリだったかと思うんですよね(ご興味があれば調べてください)、そのせいかフェラーリの様な新幹線とも言われています。
更に日本でも無人駅はありますが、イタリアにも無人駅はあります。
イヤその前に、地下鉄などは別として、イタリアの駅はFSとか"改札"がありません。
誰でも切符を持たない人でも車内へ入れてしまいます。
「じゃあ無賃乗車が簡単じゃないか!」と思いますよね。
残念ながら、意外に車掌さんが検札に周ってきます。
しかも!イタリアの鉄道は、検札の際に"有効な!"切符を所持していないと、"容赦なく!"可愛くない罰金を払わなければいけなくなる事は意外と有名です。
容赦なく、例えば以下の様な言い訳…
・イタリア語が分からなかったんです。
・英語も分かりません。
・外国人なのでイタリアのシステムがわからなかったんです。
・時間が無かったのです。
・切符を入れて打刻する刻印機が壊れていたんです。
…というような、如何なる言い訳も通用せず。
ちなみに改札は無いけど、切符は一部例外はありますが、普通の切符は全て刻印機で打刻する必要があります。
そして刻印機は普通に壊れている事も結構ありますよ。
でも!壊れていてもその言い訳も通用しません。
罰金は私は払った事はありませんが、聞いた話では可愛い人で5,000円くらい、高い人は万単位だったという話も聞きます。
そうそう!時間制の切符で時間オーバーと言うのもダメです。
無人駅などで機械が壊れていたとか、時間制の切符の場合、実は回避方法があります。
イタリア人だったら多分、誰でも知っているのではと思います。
私もイタリア人数人に教わり、知っていますが、それは書きません。
ご自分で調べましょう。
イタリアの鉄道は南へ行けば行くほど時間にルーズになります。
北の方でも旅行での乗り換えに15分、30分しか取らないのはちょっと愚かしいかと…イタリア鉄道をそんなに信用してはいけません。
まあ私の場合で大抵何が何でも乗り換えなければいけない電車だったら、1時間は余裕をみます。
と言いつつ、電車が1時間以上遅れた事も数回経験していますけどね、私。
「ねえ…電車、いつ来るの?」
「さあ…そのうち来るんじゃないですか?」
これ、私と友人のイタリアのとある駅での会話です。
だって運行情報では、そこよりも南の方では、普通に3時間とか遅れているという情報も出ていたのですから。
そうそう!もう一つ!イタリアの電車は発車のベルも何も無しに突然ドアが閉まって発車します。
乗る人や降りる人が居ても、車掌さんが気が付かなければ平気で閉めてしまいます、冗談では無く本当に。
能天気にしていても、閉まる時は容赦なく閉まってしまいます。
イタリアの鉄道で乗り降りをノンビリするのは危険ですし、他の人にも迷惑です。
行くことがありましたら気を付けましょう。
そんなこんなで調べればきっともっと沢山出てくる事でしょう。
頑張ってくださいね。