同様の質問が多いですね。 (例:) http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13140909598 > エイズウィルスは体内にないということ。 そんなワケないでしょう。現状、人類はHIV感染を完治できないので。薬によってHIVの増殖が抑えられ、今は採血してもHIV-RNA量が20コピー/ml以下という事です。 http://www.hiv100aids100.net/%E5%9F%BA%E7%A4%8E%E6%83%85%E5%A0%B1%E7%B7%A8/hiv%E3%80%80%EF%BD%92%EF%BD%8E%EF%BD%81%E9%87%8F%E3%81%AE%E6%A4%9C%E5%87%BA%E9%99%90%E7%95%8C%E3%81%A8%E3%81%AF%EF%BC%9F.html 細胞内にはウイルスが残っています。抗HIV薬の服用をやめる、あるいは、体内のHIVに抗HIV薬に対する耐性ができて、効かなくなってくれば増殖が始まります。 HIV-RNA量が増加に転じても「言ったら介護してもらえないから黙っていよう。この位なら大丈夫」となるかもしれません。どうせ、当人に賠償能力など無いのだから。 ところで奇声を上げて噛みついたりする人、ではないですよね? 最重要な点として、スタンダードプリコーションは原理からマスターしてください。これは「知らない人に説明できる」「看護師から勉強してるわねと言われる」レベルです。 一応、健康な肌なら触れても大丈夫とされています。ただ、介護者も手や足にに見えない傷があったりするのと、とにかく、鼻や目を汚れた手でこすったらマズいです。飛沫が口に入っちゃった、というのも心配ですね。マスクをした方が。 > 社内では誰も担当しないので、感染のリスクについて何も考えてくれません 安全だと思ったら、あるいはHIV感染予防の知識があったら、あなた以外の人も担当しているでしょう。あなた以外は誰も担当しないというのは、幾ら口で安全だと連呼しても「安全だと思っていない／感染予防の知識を誰も持っていない」ということです。 100円ショップで風呂掃除用のプラスチックの靴がありました。もっと良い物があるかもしれませんが、いずれにせよ、手袋・マスク・シューズカバー・次亜塩素酸等の防護のためのグッズを出し惜しみするような事務所だったら、バカバカしいので退職しましょう。 次亜塩素酸は、病院用ハイターとかピューレックスとか、何社かから出ています。希釈して使ってください。(希釈は計算が面倒だから落ち着いて計算してください) それから、次亜塩素酸は金属を腐食させます。手や肌に付けたら荒れます。 個人的には、介助が終わったら服を消毒して、体はシャワーを浴びて石鹸で洗う、等なさると良いかなと思いました。 また、以下から要点を引用させていただきます。 (目を通しておいてください) http://api-net.jfap.or.jp/library/guideLine/images/everyone.pdf Q: 出血が心配です A: HIVの感染力は、他の血液を媒体にする感染症よりも極めて弱いものです。あわてず、直接手に触れないように手袋などを着用して対処すれば、心配はいりません。血液に触れてしまった場合は、すぐに流水と石けんで洗い流してください。H I Vは、健康な肌からは感染しません。 Q: HIV /エイズに関する専門知識がありません。どこに相談すればよいでしょうか A: 地元の行政や保健所、巻末で紹介している専門機関・団体などに相談するとよいでしょう。 Q: 感染事故があったら、福祉施設の管理責任は問われるのでないですか A: HIVは、極めて感染力の弱いウイルスです。したがって、福祉施設が基本的な感染予防対策を守っていれば、施設利用者や職員への感染に対して、それほど心配はいりません。