ニトリやIKEAは分かりませんが、以前フランスベッドのボンネルマットレス(セミダブル5万円くらいだったかと…)を買ったとき、腰痛に悩まされるようになりすぐに買い替えることになりました。そして、ドリームベッドのF1-P(ダブル)に換えたのですが寝心地が合わず(店で何度か試していたが)、トゥルースリーパーなど買い足し粘ってみましたが、そうこうしているうちに腰の部分が経たり沈んでいるのがはっきりわかるようになり、結局半年もせず捨てる羽目になりました。
それ以来ベッドは敬遠いていたのですが、去年新居に合わせて久々にマットレスを購入しました。そしたらそれが、とても素晴らしく今は毎日ぐっすり眠れてとても快適に過ごせています。ちなみにそれは日本ベッドのシルキーポケットのレギュラー(嫁はシルキーパフ)です。
家具屋やショールームを死ぬほど周り、嫁はフワフワ感でシーリー(クローディアクラス)、私は以前の経たりが気になり最高クラスの硬鋼線を使っているサータ(パーフェクトスリーパー。結局はドリームなんですが…)が気に行ったのですが、子どもと3人で寝るためマットレスの高さを合わせたく、結局シモンズのエグゼクティブ&エグゼニューフィットか日本ベッドのシルキーレギュ&パフが最終候補になりました。フワフワ寝心地・スペシャルティー感はシモンズでしたが、アメリカでの価格・関税を考えると価格的には日本ベッドの方がお得なのではないかと思い始め結局…って感じで日本ベッドを購入しました。
日本ベッドの方が言うには
詰め物はあくまでアタリを良くしているだけで、体圧分散などは全てコイルが担っている。故に詰め物の経たりによる寝心地劣化が少ない。コイルは20年以上もつ(個人的には疑問ですが…)ので、長く使える。硬鋼線は他メーカーよりランクの低いものがつかわれているが、それは寝心地を柔らかく(良く)するためにあえて選んでおり、2度焼きにより耐久性は劣っていない。
とのことでした。
シルキーレギュラーは第一印象が3Sに比べかなり硬く感じマットレスの高さも低めなのでプレミアム感に欠けるのですが、使ってみるとコイル一つ一つはかなり柔らかく体のラインに沿ってきれいに支えてくれているのがわかります。ただコイル一つ一つはやわらかくてもコイル数が圧倒的に多いので全体としては「しっかり受け止める」寝心地になっています。日本人に合った寝心地を追求し畳を意識しているのも表れているのでしょう。
8万と20万云々…ですが、高価格=高品質はそこそこ成り立ってと思いますが、それ以上に合うか合わないかだと思います。ワイドダブル8万だと安物ではないですし十分かもしれません。シーリーやシモンズもネットではボロクソに書かれていることも多いですし、高いお金を払ったからといって必ず満足できるものではないと思います。あと、高級品=高耐久ではないです。高くなればなるほど基本的に詰め物が多くなっていきます。つまり、価格には詰め物の値段が反映されているのです。詰め物は相対的に長持ちしません。シーリーのように片面だとなおさらでしょう。これらは寝心地面ではとても優れているのですが、「経たったら買い替える」余裕があってこそで、一世一代(大げさ?)の買い物には向いていないと思います。実際アメリカでは日本の半額以下ほどで売られており、比較的気軽に買い替えられる程度の価格になっています。また、シェアが云々というのはほとんど普及品で占められており、日本で売られているような超高級品ではないらしいです。「有名人のだれだれが使っている」、ってのもほとんどが特注クラスの超超超高級品なのでご注意を。
最後にダブルクッションですが、通常の場合ポケットコイルにはやめた方がいいと思います。ポケットの利点の横揺れの少なさが全く無意味になるからです。まさにうちがこの組み合わせで、シルキー+ボトムクッション。ウチは2つのマットレスをくっつけているのですが、となりの寝返りなど横揺れが伝わってしまいます。一つのマットレスとなるとさらに顕著でしょう。ただ、出す金を惜しまなければ、ボトムもポケットコイルのものがあります。これならいいのかもしれません。しかしこれを体感しようとするとキングスダウンくらいしかないので、好みのマットレスでは寝比べられないのが欠点です。「ダブルクッションは安物のマットレスを少しでもの寝心地良くしようと開発されたもので、上級な寝心地のマットレスには不要だ。マットレスをほんの少し長持ちさせるがこだわるほどの違いはない」との意見もあります。
といろいろ書きましたが、「睡眠は一生のかなりの時間を占めているし睡眠の質によって起きている時間の充実度も違うので、無理しない程度にこだわった方がよい」というのが個人的意見です。
超長文失礼しました