「赤ワインは常温で」も所謂「常識の嘘」の一つです。 石造りだった時代のフランスやイタリアでは、夏でも室内はややヒンヤリした状態なので、常温といえど約１４℃くらいだったそうです。 なので、ＡＯＣでもそのくらいで飲むべきで、それ以上高温だと劣化してしまいます。 また、「ワインはアルコールを飲むのではなく文化を飲むのだ」とも言われますが、ワインは眠った香りを呼び覚まし、その段階も楽しむ飲み物なので、冷やし過ぎもタブー視されています。 ただし、兎に角飲む時や、香りを期待しないワインなどは逆に冷やして飲む方が通例で、高いワインでも要は美味しく飲めればいいので、やや冷やした方が合うと思います。 因みに私はその時の気分で変えますが、５～１４℃の範囲内です。 この場合も、ワインは急激な温度変化を嫌いますので周囲温度に馴染ませる形での調節が必要です。