温経湯が効果があるようでしたらお近くの漢方薬局で購入して再度試してみてはどうでしょうか。
タケダの漢方薬は下剤が含まれていますので、恐らくその下剤(大黄)に身体が慣れたので効果が薄くなってきたのでしょう。お通じは大脳の自律神経と胃腸間の排便条件反射(条件反射:蠕動運動、便意を催す)と大腸筋肉の排便力(力んで排便:腹筋ではありません)で自力排便するようになっています。これは運動選手が条件反射と筋力を長い時間をかけて繰り返し訓練するのとおなじ原理です。ですから便秘は排便機能と腸筋力の低下によって起こりますので病気ではありません。これが便秘薬や漢方下剤(大黄)などの薬剤で便秘がよくならない理由です。便秘を治療する、治す薬はありません。便秘薬は腸管痙攣や水分吸収阻害などの薬の作用で強制排便しますので生体の排便反射機能と腸筋力は弱わまり排便機能低下を引き起こします。結論からいうと薬の連用により便秘は悪化しだんだん自力排便が困難になるということです。医師が処方する便秘薬や漢方下剤(大黄)、浣腸はあくまでも毒素発生源である滞留便を薬剤により強制排泄させ一時的に便秘の苦痛と便の腐敗毒素を体外に取り去ることで症状を解消するだけで、便秘薬で便秘や排便機能が悪くなるかどうかは別の問題です。この生体の排便機能と腸の筋肉を鍛えるには機能低下を招く下剤を一切使用せずに食べたものを毎日すっきり排便することでしか自力排便を訓練して回復する方法はありません。その回復方法として「絶対排便力」という自力排便回復法があります。温経湯には下剤は入っていませんが、もし、温経湯で効果がないときにはこの自力排便回復法を試すしかないでしょう。その回復訓練のやり方は、ぬるま湯を注水(腸管壁面を湿らせ滑りやすくする、固い便を軟らかい水様便にする、直腸を膨らませて刺激して大脳に便意を起こさせる;排便反射)ー>力んで排便(腸の排便筋力を鍛え、お通じ感覚を取り戻す)ー>注水ー>力んで排泄ー>〜〜ー>洗浄液がきれいになったら最後にポンプを強く握りお湯を噴射して腸管壁面を洗浄(残便感をなくす)ー>排泄で終了です。この訓練をはじめは毎日、徐々に1〜3日ごとに繰り返すことで自力排便を回復します。最後は自力排便だけでお水を使用しないでお通じします。大腸の奥の方まで洗浄する為に絶対排便力サイトの便秘相談9番も参考になると思います。