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夏目漱石の「こころ」で先生が私に、君は頭のいい人間のミステリアスな雰囲気に惹かれているだけ、みたいな事を言っている場面があった気がするんですけど、どこにありますか?

小説 | 読書54閲覧

回答(2件)

多分「上 二十六」から始まり、「三十一」で終わる散歩の中にあります。よく読んで下さい。財産・悪人の話(「二十八」)・金の話(「二十九」)・裏切りの話(「三十」)等があります。

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上巻14章ではないかと思われます。 「私」には、大学の教授よりも「先生」の方が偉く見えたのですが、先生はそれを否定するのです。 「あんまりのぼせちゃいけません」と先生がいった。 「覚めた結果としてそう思うんです」と答えた時の私には充分の自信があった。その自信を先生はうけがってくれなかった。 「あなたは熱に浮かされているのです。熱がさめると厭になります。私は今のあなたからそれほどに思われるのを、苦しく感じています。しかしこれから先のあなたに起るべき変化を予想して見ると、なお苦しくなります」