私自身は太陽光パネルに詳しくなくて全くの素人ですが、数年前に新築した際に太陽光パネルの屋根貸し(10kw)を採用しました。
高齢の両親と同居なのでガスコンロからIHコンロにすることは決めていました。だったら給湯もエコキュートにしてオール電化はどうか?と工務店から提案されました。また、屋根形状も片流れを希望しており立地と方角も良いからと太陽光パネルの設置(屋根貸し)を提案されました。「皆さんつけてますか?」と聞いたところ、「2人に1人はつけてるかな?言い換えると2人に1人はつけません」とのこと。どちらでもよい、好きにして!というスタンスであり、別に強く推されたわけではありません。
私自身は太陽光パネルには興味がなく、何百万も負担して設置する気はさらさらありませんでした。ただ、費用が0円と聞いて詳しい説明を聞きたいと思いました。
当時のシステムと最新のシステムではだいぶ内容が変わっています。(売電価格が下がったからでしょうか?)現在は契約期間が長くなったり、定額リースやオプション料金を支払えば蓄電池もOKとか?契約内容をよく読んで判断されたほうがよいと思います。
メンテナンス費用や将来的にパネルの撤去費用がかかりますが、これについては屋根貸しであっても無くても負担が発生するものなので深く考えてはいません。因みに長期優良住宅なので将来の住宅メンテナンス費用として、PC2台の交換費用とパネルの撤去費用も含めて毎月積み立てています。
当時の太陽光パネルの設置費用は、確か屋根全面10kw+PC2台で250~280万?(300万はしていません)くらいだったと思います。10年間は売電ができず、蓄電池や蓄電池の代用?となる一部の電気自動車も利用不可でした。あと、災害以外(災害が原因だと火災保険適用)での発電トラブルに関する修理や交換は10年間無料でした。
さきほど直近1年間の売電料金(設置業者の懐に入った)を調べたところ、約20万/年でした。現在は売電価格が安いので、10年間で200万と考えると設置費用の回収は厳しいです。そこを踏まえて現在は15年間になったのか?
これが10年以上前だと話も変わりますが、当時の設置費用は現在よりも高かったのでは?と思います。
私は寒冷地ではなく電気料金も安い地域ですが、毎月の電気料金は平均すると7000円ちょっとです。最安月(6月)が4000円ちょっとで最高月(1月)が10000円ちょっとです。もし太陽光発電がなければオール電化の電気料金は2倍以上になると想像しています。そして契約期間が終了すれば安いとはいえ、今まで0円だった売電料金も手に入ると考えたら「有り」かな?と思います。
何より日照時間中は冷暖房費の負担がありません。真冬のこの時期でも8時から16時半までは買電がほぼ0なので、日中留守でも暖房をがんがんつけています。
10kw載せていたら、曇りや雨でも少なからず発電が見込めます。
また、災害時も日照がある時間帯は1500wを2ヶ所で通電できるのもありがたいです。あと、パネルが全面に載っているので屋根の劣化を防ぐことができるので屋根のメンテナンスもパネルを撤去するまで必要がないと説明されました。
得してるのか?損してるのか?メリット>デメリット?は正直わかりません。
太陽光パネルをつけるか?つけないか?は考え方の違いで意見ははっきりと分かれると思いますが、つけると判断した場合は屋根貸しの利用は「有り」ではないか?と、数年つかってみた感想です。
繰り返しますが、契約内容をよく読んで判断してください。
余談ですが、PC2台の交換(15年耐えてくれるか?)は1回しか想定していません。パネルの交換(40年機嫌よく稼働するケースもあるらしい)も想定していません。交換したPCの寿命が先か?パネルの寿命が先か?こけばかりは誰にもわかりませんが、25~30年後には私たち夫婦も高齢者なのでパネルの撤去に合わせて屋根と外壁の最終メンテナンスを終えたら太陽光発電を卒業、コンパクトに暮らしたいと考えています。
エコキュートだけでも結構なお荷物なので、メンテナンス費用を考えると太陽光パネルをつけて正解か?そもそもオール電化で正解か?こういったご質問内容を見かけるたびに悩ましく感じるこの頃です。