なぜ、安く表示できるのか?
それは、土地代を安く表記。
建物代でかなり利益を取れる価格にします。
まだ人気のある場所なら、他社に建てさせません。
敷地が残って、売りにくくなった場合、他の会社でも建てられるようにしますが
その際、敷地代は当初のチラシ価格以外に、建築会社の条件を外す手数料を支払って、利益を出した上で敷地を転売します。
通常より
高額な場合も多々あります。
同じ分譲地で売れ残りが発生すると、安くします。
建物が完成して、申請を行い、時期がこれば、建設会社に建売の固定資産税の支払いが発生してしまいます。
自宅を建てる場合だと、敷地を含めて現税が行われますが、建売では高額な税金になってしまいます。
多くの売り物件がある場合は、一つのチラシで表記できますが
1件、2件残った場合、これだけでチラシを切ると建物にかかる経費も多額になるので、別物件のチラシの一部に記載することになり、さらに目立たなくなってしまう。
もっと悪いのは、
建てて、一年以上経過してしまうと、誰も住んでいないのに、中古住宅と表記しなければなりません。
損失を出さないために、どのようにするのか?
最も人気が出そうな物件を高額で表記します。
同じ分譲地でも高額に販売できそうな物件だけを宣伝することもあります。
そこで十分に利益を出すことができれば、値引きしても利益を確保できるので。
わが家は日当たり、風通しのいい138坪の敷地に、自由設計の32坪の高気密・高断熱住宅を建てましたが
同じ地名の分譲地(沼地を埋め立てた場所)で、日当たりのいい分譲地の1番南の角地は、わが家と同じ価格。あっという間に売れたので、どんな間取りなのか?わかりません。
別で、わが家と同じ地名。
二つ池から坂を登ってきた場所。
道路から2mほど盛り上がった崖と森があったのですが。
広さは不明。
6件分の分譲地が開発され、建売の建物が完成しました。
南向きで3件。北向きで3件。
高度を利用して、地下に鉄筋コンクートで補強した3代分の車庫。
スポーツカーでも、問題なく出入りできる緩やかな斜面。
光が通らないシャッター。
シャッターと道路の間には、3台の自動車を止められる広さ。
隣地との間には幅50cmぐらいの堺に1mほどの高台。
芝生と小さな植栽が植えられて、緩やかなカーブで道路へ出入りできるようになっていました。
その上に木造の建物が建てられたのですが、高低差の関係で、道路から見上げても室内の様子が見られず。
チラシが発行される前の段階で5件の物件が売れたようです。
残った1件は、北向きで1番幅の狭い一件。
チラシに掲載されていました。
値段は1億2000万円。
すでに自宅があるので、購入する気は無いけど、見学させてもらおうとしたら
チラシの出た当日、土曜日朝8時ごろにお散歩していたら
「すでに購入希望者が出たので、見学させられません。」
と断られました。
他の物件はもっと高額かと。
常にシャッターが閉まったままなので、どんな自動車か?わかりません。
南向きの1番下のシャッター前に、緑色のDucati900ssが止まっているのを見たことがあります。
すでに売り終わって10年以上経過しているでしょうか?
今日、散歩していたら、南側の建物から凄まじい音のエンジン音が聞こえました。
通り抜ける際に覗いてみたら
真っ白なポルシェ。
階段で待っていた小学生?ぐらいの女の子を左側の座席に座らせて、30歳ぐらいの父親?が出発するのを初めてみました。
何億円の建売だったのか?
わかりませんが。