8ヶ月という時期は、離乳食が進む分、ミルクや水分の摂取量が減ることがよくあります。まずは、娘さんの便秘や水分摂取について、いくつか解決策をお伝えしますね。
離乳食をよく食べるということなので、食事の内容を少し見直してみるといいかもしれません。特に便秘には食物繊維がカギになります。ただし、大人と違って赤ちゃんは不溶性の繊維(ゴボウとか小松菜)を摂りすぎると、逆に便が詰まりやすくなるので、水溶性の繊維が多い食材を選びましょう。たとえば、次のようなものです。
・さつまいも:蒸したり茹でたりして、柔らかくペースト状にしてみてください。
・かぼちゃ:こちらも甘みがあるので、赤ちゃんが食べやすいです。
・バナナ:熟したものがおすすめ。適量にして、便が緩くなりすぎないように注意してください。
・オートミール:お粥のように煮て、赤ちゃんが食べやすい形にすれば栄養も取れます。
また、ヨーグルトも腸内環境を整えるのに役立ちます。無糖のものに少しフルーツを混ぜてみると、食べやすいかもしれません。
水分補給が苦手な赤ちゃんには、いろいろと試してみるのがポイントです。娘さんの場合、麦茶や湯冷ましが苦手とのことですが、次の方法を試してみてください。
味に変化をつけましょう。
・りんごジュースの薄めたもの:市販の100%ジュースを5倍くらいに薄めて与えると、味が気に入って飲む子もいます。
・野菜スープ:かぼちゃやにんじんを茹でたときのスープを、薄めて与えてみてください。栄養も摂れるので一石二鳥です。
飲み方を工夫しましょう。
・スプーンで与える:赤ちゃん用スプーンで少しずつ飲ませると、遊び感覚で口にしてくれる場合があります。
・吸うのが苦手なら試してみるもの:ストローやカップがうまくいかない場合は、ピジョンの「マグマグ」などを試すと、赤ちゃんによっては飲みやすいことがあります。
・哺乳瓶の乳首を変える:ミルクの場合、乳首の形や穴の大きさが合わないと、赤ちゃんが飲むのを嫌がることがあります。違う形状のものを試してみてください。
完ミとのことですが、ミルクを飲まない場合には、飲ませる時間帯や方法を工夫するのもいいです。
・食事の後ではなく、空腹時に試す:離乳食後にミルクを与えるとお腹がいっぱいで飲まないことがあります。空腹時や眠る前のタイミングだと、少し飲んでくれるかもしれません。
・温度を調整する:冷たすぎたり熱すぎたりすると嫌がることがあるので、ちょうどいい温度を探してみましょう。
・ミルクの種類を変えてみる:赤ちゃんによっては特定のミルクが合わない場合もあるので、違うメーカーのものを試してみるのも一つの方法です。
うんちが硬くなっている状態で、すぐにケアが必要な場合には、次の方法を試してください。
〈肛門ケア〉
・ベビーオイルやワセリンを肛門周りに塗ることで、排便時の痛みを軽減できます。これによって血が滲むのを防ぐことができます。
・綿棒浣腸:綿棒にベビーオイルやワセリンをつけて肛門を少し刺激すると、排便を促すことができます。ただし、頻繁にやりすぎないよう注意してください。
〈マッサージ〉
・お腹を「の」の字を書くように優しくマッサージしてみてください。便を動かしやすくする効果があります。
〈入浴〉
・お風呂に入ると腸が刺激されることがあります。湯船でリラックスさせることで、便が出やすくなることもあります。
ここまで試しても便秘が続く、あるいは便が硬すぎて泣き叫ぶ状態が改善しない場合は、小児科を受診しましょう。医師に相談すると、赤ちゃん用の便秘薬(例えばマルツエキス)や、必要に応じて浣腸を処方してもらえます。
また、食事の内容や水分摂取についても、専門家のアドバイスを受けられるので安心です。
娘さんの便秘や水分摂取の問題、悩みますよね。でも、赤ちゃんの成長過程ではよくあることなので、焦らずにできることから試してみてください。根気強くいろいろ試していく中で、娘さんに合った方法がきっと見つかるはずです。
応援しています。少しでも参考になれば幸いです。