専門家ではありませんが、柔軟剤の原材料に係わる仕事柄、自宅に(常に)20種類ほどの柔軟剤があり、趣味としてあれこれ試している者(男)です。
洗濯機の設定を変えても、柔軟剤の分量を増やしても、希望するほど香りが強く残らない…という質問をたくさん見かけます。
個々人による感覚や好み(強弱)の違いもあるため、設定や分量の変更による効果ではあまり満足度の得られないケースも、少なくないと感じます。
あくまで一般論ですが… 香りが「弱くなる」要因として
・脱水時間が長い。
・外干しで直射日光に当てる。
・乾燥機、乾燥機能を使っている。
などがあります。
ー 効果のある方法 -
もし、時間と手間を惜しまないで作業できるようでしたら、柔軟剤を入れずに洗濯して、脱水完了後に取り出し、ポリバケツで柔軟剤に浸け置きします。
10分ほど置いたのち、洗濯機に戻して短めの脱水をすると、全自動での香りの強さ(=弱さ)とはだいぶ違って、かなりしっかり香りが残ります。
化学繊維は香りが付きやすいですが、綿や天然素材の繊維は、全自動だと香りがあまり残らない傾向がありますから、面倒でもポリバケツでの浸け置きがおすすめです。
個人的には、全自動の設定を変えても、ポリバケツでの浸け置きには太刀打ちできないと感じています。
ちょっと手間をかけて満足度を得るか、香りの物足りなさはガマンして便利な全自動で済ませるか、どちらを選ぶか…ですね。
全自動の個別設定ですが…
すすぎは、いつもの回数+1回にして、洗剤分をできるだけ洗い流すのが理想です。
脱水の回転数は、ワイシャツやブラウスなどでは低回転にしますが、それ以外の衣類でシワにならないものなら、回転数は気にしなくてかまいません。
これまでの脱水を100とした場合に、柔軟剤の香りを強く残したい時は、80%(=少し湿っぽい)くらいの脱水時間にすると、乾くのに時間はかかりますが、効果が期待できます。
余談になりますが・・・
私は「衣類/インナー」「衣類/ワイシャツ」「衣類/ジーンズなど」「タオル類」「寝具」などを、別々の柔軟剤で仕上げています。
夏と冬でも替えたりします。
大きい寝具はポリバケツに入らないので洗濯機ですが、柔軟剤を入れずに脱水まで完了したあと、(再度)ぎりぎりの水位の洗濯モードで柔軟剤を入れ、一時停止で少し置いたあと脱水しています。
すすぎの段階で柔軟剤を入れるより効果があります。
柔軟剤は何をお使いなのでしょうか? (返信を強要するものではありません)
柔軟剤はとっても難しいですね。